水漏れはトイレでよく起こるトラブルです。しかし、トイレの水漏れ修理にどれぐらいの料金がかかるのか分からない方も多いでしょう。
トイレの水漏れ修理の料金は原因や修理の作業内容、業者などによって異なります。
中には悪徳業者もいるため、単に「安いから」という理由だけで水漏れ修理を頼んでしまうと、後で高額請求されるかもしれません。
そこで今回は、トイレの水漏れ修理の料金相場をご紹介します。どれぐらいの相場か知っておくと、悪徳業者かどうか判断しやすいので、ぜひ参考にご覧ください。
トイレの水漏れ修理を業者に依頼するケース3つ
まず、業者にトイレの水漏れ修理を頼むのはどんなケースなのか、お伝えします。
以下3つのいずれかに当てはまった場合は、早めに業者へ修理を依頼しましょう。
1.水漏れの原因が分からない
トイレの水漏れに気づいても、何が原因でどこから水漏れしているのか分からないこともあります。
水漏れの原因が分からないときは、
- トイレの床下の排水管
- 壁の内側の配管
で水漏れが発生しているとも考えられます。自力での確認が難しいため、便器やトイレタンクを見ても原因を見つけられません。
トイレの水漏れを放置すると、床の修理も必要になる可能性があります。被害が大きくなる前に、早めに業者へ相談しましょう。
2.自分で修理できない
トイレの水漏れを自分で修理できないときも、早めに業者へ相談してください。
マンションやアパートといった集合住宅でトイレの水漏れを放置すると、下の階にも被害が及ぶ恐れもあります。
被害を最小限に抑えるためにも、自分で修理できないと判断したらなるべく早く業者に修理を依頼しましょう。
なお、自分で修理したとしても、以下の場合はトイレの水漏れを解決できていません。
- 取り付ける部品を間違った
- 水漏れ補修テープで修理した
こういった修理では、水漏れが悪化したり、再発したりする可能性があります。悪化すると修理料金がかさむため、早めに対処しましょう。
3.ウォシュレットから水漏れしている
ウォシュレットの水漏れは自分では修理できないケースが大半です。
ウォシュレットの修理は専門的な技術や知識が必要で、自分で修理することを推奨していないメーカーもあります。水漏れが起こった場所によっては、市販されていない部品が必要になります。
また、ウォシュレットの電気系統に水がかかると、感電や火災が発生する可能性もあり、大変危険です。自分で修理しようとすると壊れたり、悪化したりする可能性もあります。
安易に修理しようとせず、ウォシュレットの水漏れに気づいたら止水栓を閉め、電源を抜きましょう。止水栓を閉める方法は、後ほどご紹介します。
トイレ水漏れ修理でかかる基本的な料金相場
「トイレのトラブル1,000円」と書かれている広告を見たことがある方もいるでしょう。しかし、1,000円でトイレの修理が終わるのは稀で、安く見せるために一部の料金を書いているケースがほとんどです。
正確な料金を知りたいときは業者に見積もりを頼み、合計金額を確認しましょう。
トイレの水漏れ修理の料金は基本的に、以下の3つで構成されています。
- 基本料金
- 作業料金
- 部品代
基本料金はほとんどの業者が設定し、どの修理でもかかる料金です。
作業料金は作業する内容によって違います。簡単な作業は安く、大がかりで難しい作業は高い傾向が見られます。
トイレの水漏れ修理はパッキンなど、部品を交換することもあります。部品ごとに料金が異なり、安いものであれば1つ数千円程度です。
また、早朝や深夜、休日に修理を頼むと、割増料金が発生する業者もあります。出張料金がかかることもあるので、注意しましょう。
原因・症状別のトイレ水漏れ修理の料金相場
トイレの水漏れ修理の料金相場は25,000円~ほどです。
しかし、水漏れの原因や症状によって料金が異なり、相場よりも安いケースもあります。
トイレの水漏れの原因や症状別に料金の相場をご紹介するので、原因が判明している場合はぜひ参考にしてみてください。
トイレつまりによる水漏れの修理の料金相場
トイレの水漏れの多くは、つまりが原因によるものです。
- 大量にトイレットペーパーや排泄物を流した
- スマホやおもちゃなどの固形物を落とした
こういった原因でトイレつまりが発生し、水漏れを招くケースは多々あります。
トイレつまりによる水漏れの修理を頼む場合、料金相場は8,000~20,000円程度です。
トイレつまりが重度であれば、便器を取り外して修理することもあります。便器を取り外す場合の料金相場は3~5万円、安くても1~2万円前後かかります。
給水管が原因による水漏れの修理の料金相場
トイレの水を流して給水管から水が出るようなら、給水管が原因で水漏れしていると考えられます。
築年数が古い、または居住年数が長い住宅やビルのトイレは、給水管が劣化し、水漏れが発生することがあります。
給水管から水漏れする場合、原因として多いのがパッキンの劣化です。
パッキンの交換だけなら4,000円~、給水管の交換は5,000円~が料金相場となっています。
タンク部品の不具合による水漏れの修理の料金相場
トイレタンクには
- フロートバルブ
- 浮き玉
- ボールタップ
- レバー
など、さまざまな部品があります。
タンクの部品が劣化したり、破損したりし、水漏れすることがあります。タンクを開けて部品に不具合が生じていないか、確認してみましょう、
業者に修理を頼むと、タンクを脱着するかしないかで料金が大きく変わります。
- タンクを脱着せずに修理:6,000~15,000円程度
- タンクを脱着して修理:11,000~30,000円程度
パッキンの交換だけなら、5,000円ほどで修理が終わるケースもあります。
便器の水漏れ修理の料金相場
便器のヒビ割れや破損で水漏れしている場合、補修ではなく、便器を交換するのが一般的です。
また、便器の配管の接続部分が劣化している場合も、便器を交換する可能性があるでしょう。
便器の交換にかかる料金は、およそ3~5万円が相場です。便器の種類で料金が変わり、高性能の便器に交換すると料金は高くなります。
便器の交換で注意したいのは、便器本体の料金です。便器本体の料金は約10~30万円かかるので、安く済ませたい方は古いモデルを選ぶとよいでしょう。
トイレの床から水漏れする際の修理の料金相場
トイレの床から水漏れしている原因は、以下が考えられます。
- 便器と床をつなぐパッキンの劣化
- 排水管の劣化
トイレの床から水漏れする場合、パッキンの交換といった簡単な修理なら5,000円前後が相場です。
排水管の劣化などで大がかりな作業が必要になると、5万円以上かかることもあります。
水漏れでトイレの床が傷むと床の張り替えも必要で、修理料金がより高くなってしまいます。
床の張り替えの料金は、以下が相場です。
- クッションフロア:2~4万円程度
- フローリング:3~6万円程度
- フロアタイル:3~5万円程度
- タイル:約4.5~12万円程度
トイレの床から水漏れしていると分かったら、床への被害が大きくならないうちに、なるべく早く業者へ連絡しましょう。
なお、トイレの床の水漏れについては、以下でより詳しくまとめています。トイレの床の水漏れにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ウォシュレットの水漏れ修理の料金相場
ウォシュレットの寿命は7~10年ともいわれ、古くなると水漏れする場合があります。
ウォシュレットにはさまざまな部品があり、水漏れしやすいのは次の2ヶ所です。
- 接続部分
- ノズル
接続部分はパッキンの劣化、ナルトの緩みで水漏れすることがあります。ノズルの水漏れは故障や劣化が原因のケースが多く見られます。
ウォシュレットの水漏れ修理はノズル修理を含めて15,000~25,000円程度が相場、接続部分の修理は6,000~15,000円程度です。
ただし、ウォシュレットの多くは10年を過ぎると生産が終了し、メーカーに部品の在庫がない可能性もあります。部品がなく、ウォシュレットの交換が必要な場合は、2~5万円ほどかかります。
なお、ウォシュレットは電化製品で、電気系統が原因で水漏れしている場合は感電や火災の恐れがあり危険です。自分で修理するは避けて、業者に連絡してください。
⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる
トイレ水漏れの修理料金を相場より安くする方法
トイレの水漏れ修理を業者に依頼すると、約25,000円〜が相場です。料金は安くても数千円、高ければ5万円以上かかるケースもあります。
相場よりトイレの水漏れ修理の料金を安くしたい方は、以下の方法を試してみてください。
延長料金や割増料金を避ける
トイレの水漏れ修理に時間がかかると、延長料金を請求する業者もいます。あらかじめ延長料金がない業者を選べば、修理の時間や追加請求を心配する必要がありません。
また、夜間や早朝、土日祝日に水漏れ修理を頼むときは、割増料金に注意しましょう。依頼する時間によっては以下のような割増料金がかかり、余分に高くなってしまいます。
- 早朝・深夜は別途5,000円かかる
- 祝日は料金が30%アップ
安くするには、出張料金がない業者を選ぶこともポイントです。出張料金は業者によって異なり、0円の業者もあれば、4,000円ほど請求する業者もいます。
割引が可能な業者を選ぶ
キャンペーンやクーポンなどで割引し、料金を安くしてくれる業者もいます。
- WEB割引
- 手数料無料
- 初回限定割引
など、さまざまなキャンペーンがあるので積極的に利用しましょう。
中には、連絡時に「ホームページを見た」と伝えるだけで数千円安くなることもあります。後で割引できると知って後悔しないためにも、事前に業者のホームページをチェックし、利用できるキャンペーンがないか確かめましょう。
自分で修理する
トイレの水漏れを自分で修理すると、料金を大幅に抑えられます。
- ナットを締める
- 簡単な部品交換
こういった作業なら、自分で道具や部品をそろえ、修理できるかもしれません。
ただし、修理に失敗すると水漏れが悪化し、かえって高い修理料金を支払う可能性もあります。くれぐれも無理はせず、修理できないときは業者に相談しましょう。
自分でできるトイレ水漏れの修理方法は、以下でまとめています。「まずは自分で修理してみたい」という方はぜひ参考にご覧ください。
トイレの水漏れ修理で悪徳業者に騙されないコツ3つ
トイレの水漏れの状況によっては「急いで修理したい」という気持ちから、あまり時間をかけずに業者を選ぶ人もいるかもしれません。
しかし、修理業者の中にはボッタクリ料金を請求する悪徳業者も紛れ込んでいるため、注意が必要です。
悪徳業者に騙されないように、以下の3つのコツを念頭に置いてトイレの修理業者を選びましょう。
見積もりの作業項目を確認する
見積もりの料金は、トイレの水漏れ修理の作業内容によって決まります。
見積もりでは料金が安いか高いかだけではなく、作業項目もしっかり確認しましょう。
不要な作業を追加したと気づかれないように、請求書に合計金額だけを書く悪徳業者がいます。作業項目を記載していない業者を選ぶのは避けてください。
修理内容をきちんと説明するか
トイレの水漏れは、部品交換だけで修理が終わるケースも多々あります。
しかし、悪徳業者は軽度な水漏れでも
- 便器を交換しないと直らない
- 今すぐ工事が必要
などと言い、不要な作業を行おうとします。
優良な業者は原因の箇所や壊れた部品を実際に見せながら、「この部品が壊れて水漏れしているので、交換が必要」というふうに、きちんと説明します。
説明が適当な業者、はっきりと説明しようとしない業者は選ばないようにしましょう。
水道局指定工事店を選ぶ
水道局指定工事店とは「指定給水装置工事事業者」のことです。
給水装置工事を適切にできると水道局から認められた業者で、水道法にしたがって工事をします。
違反行為をした場合は指定を取り消されるケースがあるため、悪徳業者の可能性は低いといえるでしょう。
ただし、水道局指定工事店なら料金が安いとは限らないので、どの業者を利用するときも見積もりを確認しましょう。
トイレで水漏れが発生したときの応急処置
トイレの水漏れに気づいたら、状況を悪化させないことが大切です。
応急処置をご紹介するので、早めに対処し、水漏れの悪化を防ぎましょう。
止水栓を閉める
トイレで水漏れが発生したら、止水栓を閉めましょう。
トイレの水漏れのほとんどは、止水栓を閉めれば止まります。止水栓を閉めている間は給水されないため、落ち着いて業者を探せるでしょう。
止水栓はトイレの床や壁にあり、手で回せるタイプやドライバーで回すタイプなどがあります。どのタイプであっても、時計回りで閉まるものが大半です。
なお、トイレの止水栓を閉めれば、トイレだけ給水が止まり、洗面所やキッチン、お風呂などは普段どおり使えます。
補修テープを使う
給水管や排水管、便器からわずかに水漏れしている場合は、補修テープで一時的に水漏れを止められます。
補修テープはポタポタと水がたれている、軽度な水漏れのみ効果的です。勢いよく水が出ているときは補修テープで対処できません。
ただし、補修テープはあくまでも応急処置として使用し、水漏れを放置するのは避けましょう。
トイレ水漏れ修理を業者に相談したいときは
トイレにはタンクや便器、排水管など、いろいろな部品が付いています。トイレの水漏れ修理の料金相場はおよそ25,000円~ですが、水漏れしている部品や原因により、料金はこまかく異なります。
トイレの水漏れ修理の料金を相場よりも安くしたいときは、割増料金などの余計な料金を避け、お得な割引を用意している業者を選びましょう。
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