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排水管の水漏れ・つまり

排水管が凍結した場合の対処法をわかりやすく解説します。

 

排水管が凍結すると排水できないため、生活に支障が生じます。特に、トイレの排水管が凍結してしまうと、排泄物やトイレットペーパーを流せなくなってしまうかもしれません。

 

あわせて、凍結する原因や凍結防止方法もお伝えするので、参考にしてください。

排水管が凍結したときの対処法

排水管が凍結したら、安全な方法での解凍が必要です。急ぎすぎて間違った対処法で解凍すると、排水管の破裂などのトラブルが生じます。

 

排水管が凍結した場合は、以下の方法を試してください。

  • 自然解凍を待つ
  • お湯で解凍する
  • ドライヤーやカイロで温める

自然解凍がもっともリスクが少なく、おすすめです。他の2つはリスクを伴うため、注意しましょう。

 

それでは、順に説明していきます。

自然解凍を待つ

日中の気温が4℃以上になれば、自然解凍できます。自然に解凍すれば、排水管にダメージを与えず安全に解凍できます。

 

ただし、半日は気温が4度以上になることが必要です。排水管の凍結している箇所が室内なら、暖房で温めて解凍できます。例えば、トイレの排水管が凍結しているなら、トイレ室内に暖房器を設置しましょう。

 

しかし、屋外に設置された排水管が凍結している場合、日中も気温が上がらないなら解凍できません。また、屋内でも6時間以上かかることがほとんどです。場合によっては、解凍に数日かかる場合も。

 

すぐに解凍したい場合は、別の対処法を試しましょう。

お湯で解凍する

お湯やタオルで解凍する

排水管にタオルなどを巻き付けて、上からお湯をかけると、自然解凍より短い時間で解凍できます。

 

【お湯を使って排水管の凍結を解消する方法】

  1. 周囲に電気配線がないか確認し、コンセントは抜いておく
  2. 排水管にタオルを巻く
  3. 床に垂れる場合は、大判のタオルや雑巾を敷く
  4. タオルの上から50℃程度のぬるま湯をかける
  5. タオルをそのままにして、余熱で温める

タオルが冷えてきたら、タオルを交換して解凍するまで繰り返します。

 

早く解凍したいからといって、熱湯を使うのはNGです。排水管は温度変化に弱く、急激に温度が上がると凍結部分が膨張してしまい、破裂してしまうかもしれません。

ドライヤーやカイロで温める

ドライヤーの温風やカイロで温める

以下のような場合は、ドライヤーや使い捨てカイロの利用がおすすめです。

  • 水道管も凍結してお湯を用意できない
  • 排水管下を濡らしたくない

ドライヤーの温風をゆっくり当てて、時間をかけて解凍します。

 

ただし、長時間ドライヤーを保持していなくてはならず、他の用事ができません。気軽にできる方法は、使い捨てカイロをテープなどで固定する方法です。

 

【カイロを使った排水管の解凍方法】

  • 使い捨てカイロを十分に温める
  • 排水管にカイロをテープで止めて放置する

カイロが冷たくなったら、交換してください。

 

水道管が凍結したときの対処法は、以下の記事も参考になります。

排水管の凍結時における業者の料金相場

排水管が凍結して、業者に依頼する場合の料金相場をお伝えします。

 

【排水管の凍結対処の作業料金の相場】

作業内容 料金の目安
屋内排水管の解凍作業 8,000円〜
屋外排水管の解凍作業 20,000円〜
壁や床下に入り込んだ排水管の解凍作業 30,000円〜50,000円
排水管工事(1m以内) 20,000円〜

排水管のトラブル解消料金は状況によっても異なるので、あくまで上記の料金は目安です。

 

凍結したときの費用相場は、以下の記事で作業ごとにより詳しくまとめています。

割増料金や出張料金も要確認

作業料金以外に、下記の料金が加算される場合もあります。

項目 相場料金
基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝・の割増料金 0円~10,000円、または作業料金の20〜30%
見積もり 0円〜
出張費 0円〜3,000円
契約後のキャンセル料金 見積もり料金の0〜100%
キャンセル時期によって変動する

上記の料金は作業内容に関係なく発生し、業者ごとに決められています。

 

排水管の凍結時に業者へ依頼する際、特に夜間・早朝の割増料金には気をつけましょう。依頼時に、割増料金が加算される時間帯を確認しておくと安心です。

 

なお、ほとんどの水道修理業者は、出張による見積もりを無料で行っており、見積もり後にキャンセルしても料金は発生しません。複数の業者に見積もりをしてもらって、比較検討して業者を選んでください。

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排水管が凍結する原因

排水管が凍結する原因凍結予防するためにも、排水管が凍結する原因を見ていきましょう。主な原因は、次の3つです。

  • マイナス4℃を下回る
  • 排水管に風が当たりやすい
  • 排水管が浅い位置にある

それぞれについて、説明します。

マイナス4℃を下回る

水温が0℃以下になると凍結しますが、排水管内部が零下になるのは、外気がマイナス4℃を下回ってからです。

 

ただし、マイナス4℃を下回らなくても、真冬日が数日続くと、凍結の可能性が高まります。真冬日とは、最高気温が0℃未満の日です。

排水管に風が当たりやすい

マイナス4℃にならなくても、風が当たりやすいと熱を奪うため、排水管が凍結しやすくなります。同じ気温でも、風が吹く日は寒く感じます。

 

特に夜間に風が当たる環境にある排水管は、凍結しやすいので注意が必要です。

排水管が浅い位置にある

凍結深度より浅い位置にある排水管は、凍結しやすいので気をつけましょう。地表から深い箇所は、温度が下がらず凍結しません。凍結しない箇所までの深さを「凍結深度」といいます。

 

凍結深度は地域によって異なります。沖縄のように地表が1年中凍結しない場所なら、凍結深度は設定されていません。

 

凍結する可能性のある地域では、凍結深度が設定されており、凍結深度に沿って住宅を設計しています。

 

各自治体で凍結深度を公表していますので、「自治体名(〇〇市)、凍結深度」などで検索してみてください。

 

凍結深度が浅い場合は、深い位置に排水管を移動させることも可能です。以下の記事で、配管工事について説明しているので、参考にしてください。

排水管の凍結防止方法

排水管の凍結を予防するおすすめの方法を、簡単に取り入れられる順に5つ紹介します。

  • 水を流しっぱなしにする
  • 不凍液を注ぐ
  • 保温材を巻き付ける
  • 水抜きをする
  • 寒冷地用の蛇口に交換する

それぞれについて、説明します。

水を流しっぱなしにする

少量の水を出しっぱなしにする

少量の水を出しっぱなしにすると、水道管と排水管で常に水が流れているため、凍結を防止できます。普段は温暖で、凍結防止のための用意がない地域でもすぐに取り入れられる方法です。

 

水を出しっぱなしにして凍結を防止するときは、以下がポイントです。

  • 5mmほど水を出しっぱなしにする
  • 夜間から朝方まで出しっぱなしにする

 

ただし、マイナス10℃以下といった極度に寒くなる地域では、効果が期待できません。その他、注意事項は、以下の記事を参照してください。

不凍液を注ぐ

不凍液を入れる

不凍液は、凍結しない液体です。毒性の低いグリセリンや、エタノールなどが主成分の不凍液を使いましょう。

 

不凍液を以下に注いでおけば、排水管の凍結を防止できます。

  • 排水管の排水トラップ
  • 便器の水が溜まっている箇所

各排水口にはコップ1杯程度、トイレには封水(便器内の水)があるので、たっぷり入れてください。

 

不凍液は、ホームセンター等で売られています。相場は500円〜1,000円程度です。

保温材を巻き付ける

保温材を巻きつける

配管の保温を目的として販売されている保温材も、排水管の凍結防止におすすめです。

保温材の材質 1本あたりの値段(1m)
ポリエチレンフォーム 500円〜1,000円
グラスウール 6,000円〜
特殊ガラス繊維フェルト 2,000円〜6,000円

チューブ状になった保温チューブがおすすめです。固定しやすいワンタッチテープ付きなら、簡単に設置できます。

 

【用意するもの】

  • 排水管の太さにあわせた保温チューブ
  • 配管保護テープ
  • カッター

 

【保温チューブの巻き方】

  1. 保温チューブを排水管の長さに切る
  2. 保温チューブを排水管に設置して、テープで固定する
  3. 曲がった配管に沿って、カッターで細かく切って合わせる
  4. 曲がった箇所や隙間は配管保護テープを巻き付ける

以下の記事では、水道管への保温材の巻き方を解説しています。

タオルやプチプチを代用するのもおすすめ

タオルや毛布を巻きラップなどで包む

突然に寒くなって、保温材を買いに行く暇がない場合は、家にあるタオルやプチプチを利用しましょう。

 

タオルは新品より、洗いざらしたものの方が扱いやすいので、おすすめです。

  1. 排水管にタオルを巻き付けながらゴムで固定する
  2. ビニールテープや配管保護テープなどで、さらにしっかり固定する
  3. 濡れる可能性があれば、ビニールやラップを巻きつけて、さらにテープで固定する

 

以下の記事は、水道管をタオルで巻いて保温する方法を解説しています。参考にしてください。

プチプチを利用する場合も、タオルと同じように巻いて、テープで止めます。

凍結防止ヒーターはより効果的

凍結防止ヒーターを巻く

マイナス10度以下の極寒の日は、保温材だけですと凍結するかもしれません。凍結防止ヒーターの導入がおすすめです。

 

凍結防止ヒーターはサーモスタットを搭載しており、気温が下がって凍結の可能性が出てくると、自動的に配管を温めるアイテムです。ホームセンターをはじめ、通販サイトでも購入できます。

 

【凍結防止ヒーターの巻き方】

  1. ビニタイで凍結防止ヒーターの端を固定する
  2. 排水管にヒーターをゆるく巻きつける
  3. サーモスタットを中央に固定する
  4. コンセントを差し込む

 

相場は50cmで3,000円、1mで4,000円、20mで28,000円程度です。ゆったりと巻きつけるので、排水管の長さの約1.5倍の長さの凍結防止ヒーターを用意しましょう。

 

以下の記事で、水道管の凍結防止方法を説明しています。排水管に応用できることもたくさんあるので、参考にしてください。

水抜きをする

水抜き栓を使う

水抜きをすれば、効果的に排水管の凍結も防止できます。

 

具体的な水抜き方法は、以下の通りです。

  1. 水抜き栓を閉める
  2. 蛇口を開けて、水を出し切る
  3. 蛇口を閉める

蛇口に搭載された水抜き栓を使って、完全に水を抜いてしまいましょう。水が残っていると凍結してしまいます。

 

以下の記事で、さらに詳しく水抜きの方法を説明しているので、参考にしてください。再度水を使う際の方法や、注意事項も解説しています。

寒冷地用の蛇口に交換する

寒冷地用に、以下のような凍結しにくい機能の蛇口が販売されています。

  1. 気温が2℃以下になると、自動的に内部の水を抜いてしまう
  2. 内部が傾斜しており、水が溜まりにくいために凍結しない

 

蛇口本体を交換しなくても、一部分だけの交換・設置でOKです。交換部品は、以下の2種類があります。

  • ハンドル部分の代わりに設置する「凍結防止水栓上部」
  • 水栓と水栓柱の間に設置する「凍結防止ソケット」

通販サイトで約6,000円で購入でき、ご自分での交換も可能です。

 

蛇口の交換に関しては、以下の記事で説明しています。

排水管が凍結してすぐに相談したいときは

排水管排水管が凍結してしまった際の対処法を中心に解説しました。

 

排水管が凍結してトラブルが生じたら、水道修理業者への依頼がおすすめです。すぐに依頼すれば、被害も最小限に抑えられます。

 

私たち『クリーンライフ』でも排水管凍結時のご相談を受け付けています。年中無休で24時間稼働しているので、いつでもお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管凍結トラブルの相談をしてみる

2024.07.08
2024.08.01

排水管のつまりや悪臭を防ぐには、定期的な清掃が大切です。排水管の清掃は業者に依頼するか、簡単な清掃であれば自分で行うこともできます。

 

そこで今回は、自分でできる排水管の清掃について、手順を分かりやすく解説していきます。

 

「排水管に水が流れにくい」「嫌な臭いがする」など、気になることがある方はぜひお試しください。

 

業者に排水管清掃を依頼した場合の料金についてもお伝えしますので、参考にしてください。

排水管を自分で清掃する方法7選

ポイント

排水管を自分で清掃する方法を7つ紹介します。

  • 45〜50℃のお湯を流す
  • お湯をためて一気に抜く
  • 液体パイプクリーナーを流す
  • 重曹とクエン酸を使う
  • ペットボトルで空気を送る
  • ラバーカップを使う
  • ワイヤーブラシを使う

手間がかからない簡単な方法から順番に紹介しますので、ぜひお試しください。

45〜50℃のお湯を流す

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一番手軽な方法は、45~50℃のお湯を流す方法です。

 

お湯を流す方法は、キッチン、お風呂、洗面所、トイレの排水管の掃除に効果的です。お湯を流すと油汚れや洗剤カスが浮き、排水管に付着した汚れを流せます。

 

45〜50℃のお湯を用意するときは、給湯器の温度設定を変更するか、沸かしたお湯に水を入れ、お風呂の温度より少し熱い程度に調整しましょう。

 

ただし、熱湯は流さないように注意してください。一般的な排水管の耐熱温度は60℃~70℃のため、熱湯を流すと排水管が変形する恐れがあります。

お湯をためて一気に抜く

ただお湯を流すのではなく、お湯をためて一気に抜く方法も効果的です。ある程度お湯をためる必要があるため、キッチンや洗面所の排水管清掃に適しています。

 

お湯をためるために栓ができるように、タオルを用意してください。

 

【手順】

  1. 排水口のフタを外し、タオルを詰める
  2. お湯をためる
  3. タオルを抜き、一気にお湯を流す

お湯で一気に流すことで、溜まった汚れを押し流します。この方法は、だんだん水の流れが悪くなって、ついに流れなくなったときに試すと、特に効果的です。

 

お湯は45~50℃程度のものを用意し、絶対に熱湯は使用しないでください。熱湯を使用すると排水管が熱に耐えられずダメージを受け、変形する恐れがあります。

 

お湯をためて一気に流す方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひお試しください。

液体パイプクリーナーを流す

市販の液体パイプクリーナーも、キッチンやお風呂、洗面台、トイレの排水管の清掃におすすめです。

  • パイプユニッシュ
  • パイプクリーナー
  • ドメスト

このような商品は300円~500円程度で、ドラッグストアやホームセンター、スーパーの掃除用品コーナーに売られています。一部コンビニにもパイプ洗浄剤が販売されています。

 

【手順】

  1. 排水口のフタを外す
  2. 液体パイプクリーナーを適量注ぐ
  3. 15分~30分放置する
  4. たっぷりの水を流す

液体パイプクリーナーの使用量は商品によって異なりますが、パイプユニッシュを例に挙げると、ひと目盛が目安です。

 

放置する時間は必ず守り、仕上げにたっぷりの水を流して液が排水管に残らないようにしましょう。放置時間が長すぎるとはがれた汚れが下に溜まってしまい、つまりの原因になる可能性があります。

 

液体パイプクリーナーの詳しい使い方や注意点は、以下のページをご参照ください。排水管のつまりにも効果的ですので、汚れやつまりでお困りの方はご覧ください。

重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消
重曹とクエン酸を使っても、排水管の清掃ができます。

 

重曹とクエン酸は百均でも販売されているので、安価で手軽に購入できます。ホームセンターやドラッグストア、スーパーなど、身近なお店で、100円~300円程度で購入可能です。

 

【手順】

  1. 排水口全体に重曹をかける
  2. 重曹の上からクエン酸をかける
  3. ぬるま湯でゆっくり流す

重曹とクエン酸の量に決まりはありませんが、重曹2:クエン酸1の割合で使用するのがおすすめです。軽い汚れであれば、重曹とクエン酸でも十分に汚れ落としの効果が期待できます。

 

トイレやお風呂、キッチン、洗面所など、水回り全体の排水管清掃に使用可能です。

 

重曹は排水管清掃だけでなく、つまりの解消にも効果が期待できます。以下のページで重曹を使ったトイレつまりの直し方を紹介していますので、ご覧ください。

ペットボトルで空気を送る

ペットボトルで排水管のつまり解消
ペットボトルを使った排水管の清掃方法もあります。

 

用意するのは、1.5~2Lのペットボトル1本です。排水口にぴったりはまるように、円形のボトルを選びましょう。ペットボトルを押して空気を送るため、素材は柔らかい方がおすすめです。

 

【手順】

  1. 排水口のフタやゴミ受けなどをすべて外す
  2. 排水口にペットボトルの口を差し込む
  3. ペットボトルを数回押して空気を送る

ペットボトルを押す作業を何度か繰り返すと、たまっていた汚れがはがれていきます。ペットボトルは排水口にぴったり密着させることで、より効果を発揮します。

 

この方法は、お風呂やキッチンの排水管の清掃におすすめです。

ラバーカップを使う

排水溝でラバーカップを使う

トイレで使うイメージが強いラバーカップですが、キッチンや、洗面所でも使用できます。

 

ラバーカップにはいくつかの種類や大きさがありますので、使用する場所に合わせて選びましょう。

 

【手順】

  1. ラバーカップのゴムの部分を排水口に密着させる
  2. カップが隠れるくらいまで水をためる
  3. ラバーカップをゆっくり押す
  4. 思いっきり引っ張る
  5. 3~4の作業を3~5回繰り返す

ラバーカップを使用するときは、ゴム部分が隠れるくらいまで水をためる必要があるため、お風呂の排水管清掃には向いていません。

 

トイレやキッチン、洗面所など、水をためやすい場所で使用するのがおすすめです。

 

ラバーカップを使ったトイレつまりの解消法については、以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

ワイヤーブラシを使う

排水溝でワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシは、排水管のつまりや汚れを除去するための道具で、ホームセンターなどで1,000円~1,500円程度で購入できます。

 

ワイヤーブラシは、トイレ、お風呂、キッチン、洗面台と幅広く使用できます。ブラシを選ぶときは、長さとワイヤーの強度に注意して選びましょう。

 

【手順】

  1. ワイヤーブラシを排水口に入れる
  2. つまりの部分に当たるまで差し込む
  3. つまりに当たったら、ワイヤーを上下左右に動かし、つまりを削る

ワイヤーブラシの先端につまりが当たったら、ブラシを回転させて汚れを落としましょう。

 

ワイヤーブラシを使うときは、無理にこすって配管を傷つけないように注意してください。

 

ワイヤーブラシの使い方については、以下のページで詳しく解説していますので、ご使用の前にご確認ください。

排水管を清掃する頻度

排水管は定期的に清掃することで、つまりの予防に効果的です。

 

清掃の頻度は、以下の表を目安にしてください。

場所 頻度
キッチン 週2回
洗面所 週1回
お風呂 週1回

油汚れが気になるキッチンは週2回、お風呂や洗面所は週1回の清掃を目安にしましょう。

集合住宅は年1回清掃するのが一般的

分譲マンションなど集合住宅の場合は、管理会社が業者に依頼して1~2年に1回、全体の排水管清掃を行っているケースがほとんどです。

 

ただし、賃貸の場合は管理会社や大家によって異なりますので、心配な場合は確認しておくと安心です。

 

業者に高圧洗浄を頼んでいても汚れはたまりますので、上記で紹介した頻度を目安に定期的に排水管を清掃しましょう。

 

マンションで排水管清掃が必要な理由は、以下の記事でご覧いただけます。清掃の内容も詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

一戸建ては3年に1回の高圧洗浄もおすすめ

3年に1回は排水管洗浄

一戸建ての場合は、3年に1回ほど全体の高圧洗浄を行うのがおすすめです。

 

定期的に清掃することで、排水管がつまるのを防ぐ効果が期待できます。

 

自分でこまめに掃除をしていても、排水管の奥の方には汚れが溜まっていきます。汚れは放置するとどんどん落ちにくくなるので、業務用の高圧洗浄でメンテナンスすると良いでしょう。

 

気になる料金や方法については、以下の記事で分かりやすくまとめています。安く依頼できる方法も紹介していますので、ぜひご覧ください。

排水管清掃の料金相場

トイレを点検する水道修理業者

排水管清掃を業者に依頼した際の料金相場は、以下の通りです。

 

トーラーの使用 10,000円~20,000円
高圧洗浄機 25,000円~35,000円
薬剤の使用 5,000円~10,000円

料金は、一部の排水管だけなのか、住まい全体の排水管なのかでも大きく異なります。

 

範囲が広く汚れがひどいほど料金は高額になりますので、まずは見積もりを依頼してから検討しましょう。

 

ご自宅の排水管清掃が高額になるケースかどうかは、以下の記事でご確認いただけます。料金相場も詳しくまとめていますので、参考にしてください。

排水管清掃を頼む業者を選ぶポイント

排水管清掃を頼む業者を選ぶときは、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 水道局指定工事店から選ぶ
  • 口コミ評判の良い業者を選ぶ
  • 相見積もりを取って比較する

排水管の万が一のトラブルに備えて、水道局指定工事店に登録されている業者から選びましょう。

 

水道局指定工事店であれば給水・排水管の修理もスムーズに対応できるうえ、必要な知識や道具も備えているので安心してお任せできます。

 

また、一つの業者に依頼する前に口コミは必ず調査し、複数の業者で相見積もりを取って比較してから決めてください。

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排水管が詰まる原因

排水管がつまる原因は、水回りの場所によって異なります。

 

ここからは、場所別につまりの原因を解説していきます。

キッチンの排水管

キッチンの排水管がつまる原因には、以下のものが考えられます。

  • 油汚れ
  • 食材の残りカス
  • 洗剤の残りカス

この中でも特に厄介なのが、油汚れです。油汚れは排水管に貼りつき、食材・洗剤カスを吸着してつまりの原因になります。

 

油汚れが蓄積すると簡単には落とせませんので、普段から油を流さないように注意しましょう。

 

油は直接排水管に流さず、お皿やフライパンに残った油もキッチンペーパーで拭き取ってから、洗剤で洗ってください。

トイレの排水管

トイレの排水管のつまりは、主に以下の3つが原因です。

  • 尿石
  • トイレットペーパー
  • 排泄物

トイレットペーパーや排泄物は、基本的には水で流れます。しかし、大量に流した場合など、流れ切らずにつまりの原因になることがあります。

 

尿石は、こまめに掃除をしないと徐々に蓄積し、簡単には落とせなくなるので注意が必要です。

 

トイレの排水管は、水回りの中でも詰まりやすい部分です。以下のページでトイレの排水管の仕組みやトラブルの予防法を紹介していますので、ご覧ください。

浴室・洗面所の排水管

浴室・洗面所の排水管の主な汚れは、以下の3つです。

  • 皮脂汚れ
  • ほこり
  • 髪の毛

浴室・洗面所は、髪の毛や皮脂汚れ、ほこりが原因でつまるケースが多くみられます。

 

ヘアキャッチャーを設置していても、隙間から流れたゴミが排水管に蓄積すると、つまる可能性があります。

 

流れた髪の毛が排水管に残ると、石けんカスや皮脂汚れが付着し、つまりの原因になることも。ヘアキャッチャーはこまめに掃除をして、清潔な状態を保つ必要があります。

 

お風呂のつまりや嫌な臭いを防ぐには、日ごろのお手入れが大切です。以下の記事に排水管トラブルの予防法を紹介していますので、日々の掃除に取り入れてみてください。

 

洗面所の排水管詰まりについては、以下のページで解説しています。対処法や予防法もまとめていますので、参考にしてください。

洗濯機の排水管

洗濯機の排水管がつまる原因は、主に以下の3つです。

  • 洗剤カス
  • 服の繊維・糸くずなどのゴミ
  • 皮脂・アカ

洗濯の際に溶けきらなかった洗剤カスが排水管に流れると、少しずつ排水管に付着します。そこに、洗濯ものに付着している糸くずや皮脂・アカが付着し、排水管をつまらせてしまいます。

 

節水のために残り湯を使用している場合は、髪の毛や皮脂も混じるため、よりつまりが起きやすくなるので注意してください。

 

洗濯機の排水管トラブルについては、以下の記事で詳しくまとめています。トラブルの対処法をわかりやすく解説していますので、参考にしてください。

排水管の清掃後につまり・異臭を防ぐポイント

排水管を清掃していても、つまりや異臭が発生することがあります。

 

排水管のつまり・異臭を防ぐポイントをお伝えしますので、日ごろから心がけてみてください。

排水トラップを定期的に掃除する

キッチンの排水口

排水トラップに汚れがたまっていると、排水管に流れてつまりや異臭の原因になります。

 

排水トラップの汚れは、排水管の汚れにつながりますので、日ごろから清掃を心がけ、きれいな状態を保ちましょう。

 

排水トラップの掃除手順は、以下の通りです。

  1. 排水トラップの椀を外す
  2. ぬめりをスポンジで洗い流す
  3. デコボコした細かい箇所を歯ブラシで洗う
  4. きれいに洗い流す
  5. 元の状態に戻す

こまめに掃除をしていれば、排水トラップの汚れは台所用の洗剤で落とせます。

 

汚れがひどく落ちないときは、重曹とクエン酸(またはお酢)を振りかけると、化学反応で発泡して落ちやすくなるのでお試しください。

固形物を流さない

排水管に固形物が詰まると、簡単に取り出せないため大掛かりな修理と費用が発生します。

 

【流してはいけない・落としやすい固形物】

キッチン ・スプーンなどのカトラリー
・調味料のフタ
・掃除用の歯ブラシ
お風呂 ・ヘアアクセサリー
・おもちゃ
・指輪やピアス
トイレ ・スマホ
・おむつや生理用品
・おもちゃ
洗面所 ・アクセサリー類
・歯ブラシ
・化粧品のキャップ

調味料のフタのような小さな固形物でも、流すとつまりの原因になるので注意してください。

 

排水管のつまりの原因になりうるものは、水回りに置かないようにしましょう。

排水管を徹底的にきれいに清掃したいときは

日ごろの排水管の清掃がつまりや悪臭の予防には欠かせませんが、自分でできるのはあくまでも軽度の汚れ対策です。

 

あまりにも汚れがひどい場合や徹底的にきれいにしたい場合には、業者に依頼することをおすすめします。

 

排水管の清掃の依頼をご検討中の方は、ぜひ私たち『クリーンライフ』までご相談ください。クリーンライフでは、排水管清掃はもちろん、排水管の水漏れやつまりのトラブルにも対応しています。

 

年中無休で無料相談・見積もりにも対応していますので、お気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管のつまりを相談をしてみる

2024.07.08
2024.08.01

排水管つまりの原因と解消法を、解説します。

 

水回り箇所ごとに、つまり解消法は異なります。トイレやキッチンなど、水回り別に原因・対処法を紹介するので、つまりを解消したい排水管の場所を確認してみてください。

 

家にあるもの、手に入りやすいものを使う解消法を中心に紹介するので、ぜひ試してみてください。

【水回り別】排水管つまりの原因・対処法

排水管つまりの原因は、以下の表をご覧ください。

 

水回り箇所 排水管つまりの原因
トイレ ・大量のトイレットペーパーや排泄物
・固形物
・水に流せる製品(トイレクリーナー、猫砂など)
キッチン ・食器やフライパンの油汚れ
・洗剤カスや食材カス
・固形物
浴室 ・毛髪
・石鹸カス
・皮脂や垢
・固形物
洗面所 ・毛髪
・石鹸カス
・皮脂
・固形物
洗濯機 ・糸くず
・洗剤の残りや石鹸カス
・泥や砂
・ティッシュペーパーなどの固形物

以下では水回り箇所ごとに、つまりの原因と対処法を解説します。

トイレ

トイレに排泄物とトイレットペーパー以外を流すと、つまりが生じやすくなります。以下のようなものをうっかり流しやすいため、注意が必要です。

  • おむつや生理用品
  • ティッシュペーパー
  • 嘔吐物
  • 水に溶けるとされる製品(ペット用のトイレ砂など)
  • 固形物(メガネ、スマホなど)

 

トイレットペーパーや排泄物も大量に流すと、つまります。便器メーカーによると、トイレットペーパーを流せる量は大洗浄で約5m、小洗浄で約2mです。

 

また、節水せずに十分に水を流しましょう。排泄物やトイレットペーパーを大量に流すときは、2回に分けて流すと安心です。

 

以下の記事で、トイレの排水管に関するトラブル、トイレの構造をわかりやすく解説しています。

トイレの排水管つまりの対処法

トイレの排水管が原因の場合

トイレの排水管つまりの主な対処法は、以下のとおりです。

  • お湯を流す
  • 食器用洗剤(中性洗剤)で直す
  • ラバーカップ(すっぽん)で直す
  • 真空パイプクリーナーで直す

ラバーカップがなくても、ビニール袋やペットボトルで代用できます。ただし、固形物など水に溶けないものが詰まっているときは、ラバーカップ・真空パイプクリーナーは使えません。

 

また、排水管の奥のつまりは対処が難しいため、業者に相談するのがおすすめです。

 

具体的なトイレの排水管つまりの対処法は、以下の記事でわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

キッチン

キッチンの排水管のつまりの原因は、主に以下の3つです。

  • 食器やフライパンの油汚れ
  • 洗剤カスや食材カス
  • 洗剤のフタ、爪楊枝などの固形物

 

特に気をつけたいのは、油汚れです。油は排水管に粘着して、少しずつ蓄積していきます。食べ物カスなどが油によって排水管に吸着し、雑菌が増殖します。

 

以下の記事で、キッチンの排水管つまりの原因を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

キッチンの排水管つまりの対処法

排水ホースを重曹とクエン酸で掃除

キッチンの排水管つまりの原因は、以下の方法で除去しましょう。

  • お湯を注ぐ
  • パイプクリーナーで溶かす
  • 重曹・クエン酸を注ぐ
  • ワイヤーブラシを使う

お湯を使う場合、熱湯はNGです。塩ビ製の排水ポンプが変形してしまう可能性があります。

 

具体的な方法は、以下の記事を参考にしてください。注意点もわかりやすく説明しています。

浴室

お風呂の排水口・排水管の構造

お風呂の排水管が詰まる原因は、以下が考えられます。

  • 髪の毛や皮脂
  • 石鹸カス
  • 固形物
  • 屋外の汚水枡(排水枡)のつまり

中でも、毛髪はダントツで多い傾向です。ヘアキャッチャーの毛髪を1日の終わりに捨てるだけでも、つまりの可能性が抑えられます。

 

また、外にある汚水枡のつまりがあると、排水口を掃除してもつまりが解消できません。以下の記事で、浴室の排水管の構造やつまりが起きる原因をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

浴室の排水管つまりの対処法

排水溝でラバーカップを使う

浴室の排水管を家にあるものやすぐに手に入るアイテムを使って洗浄しましょう。手軽にできる排水管つまりの対処法は、以下のとおりです。

  • シャワーを使う
  • ワイヤーハンガーを使う
  • ラバーカップで圧をかける
  • 重曹・クエン酸を注ぐ
  • 液体パイプクリーナーや排水管洗浄剤を注ぐ

液体パイプクリーナーや排水管洗浄剤なら、直接触らずに洗浄できる点が魅力です。

 

浴室の排水管掃除の具体的なやり方は、以下の記事を参考にしてください。

洗面所

洗面所の排水管は、主に以下の4つの原因で詰まります。

  • 毛髪
  • 石鹸カス
  • 皮脂
  • 固形物

洗面所で身支度をしている方が多いので、毛髪が原因になるケースが特に多い傾向です。

 

また、化粧品のキャップといった小さな固形物が入り込んで、つまりが生じます。排水口に異物が入り込まないように、注意が必要です。

 

以下の記事で、洗面所で詰まりやすい箇所や対処法を解説しているので、参考にしてください。

洗面所の排水管つまりの対処法

洗面所の排水管つまりが重症化する前に、以下の方法でつまりを除去しましょう。

  • 排水トラップの中の汚れを割りばしで掻き出す
  • 重曹とお酢(クエン酸)で汚れを浮かす
  • ワイヤーブラシで汚れをかき出す
  • 真空式パイプクリーナーでつまりを解消する

排水管の奥深くにつまりがある場合は、排水管の分解が必要です。ただし、組み立て方を間違えると、水漏れの原因になるので、自信のない方は業者に相談してください。

 

以下の記事で、排水管つまりの具体的な解消方法をわかりやすく解説しています。排水管の分解方法も説明しているので、参考にしてください。

洗濯機

洗濯機の排水管つまりの主な原因は、以下のようなものです。

  • 糸くず
  • 洗剤の残りや石鹸カス
  • 泥や砂
  • かび
  • ティッシュなど、ポケットに入れ忘れていたもの

泥や砂で汚れた衣服は、下洗いして洗濯機に入れましょう。余計なものを入れないようにすると、洗濯機の故障も予防できます。

 

洗濯機に衣服を入れる前にポケットの中身も確認して、余計なものが排水管に入り込まないようにしてください。

 

洗濯機の排水管つまりについては、以下の記事で詳しくまとめています。

洗濯機の排水管つまりの対処法

洗濯機の排水管つまりは、以下のような方法で対処しましょう。

  • 液体パイプクリーナーを注ぐ
  • 重曹・クエン酸を注ぐ
  • ラバーカップを使う
  • ワイヤー式パイプクリーナーを使う

 

エルボや排水ホースも洗うと、排水管の汚れを防げます。洗濯機の移動が必要な場合は、1人で無理をせず、必ず2人で作業しましょう。

 

洗濯機の排水管の掃除は、洗濯機の故障予防にもおすすめです。洗濯機の水が出ないといった不具合の原因や対処法は、以下の記事で解説しています。

排水管つまりの症状

排水管が詰まると、以下のような症状が発生します。

  • 排水されるまで時間がかかる
  • 排水管から悪臭がする
  • 排水口から逆流する
  • 水を流した後に水位が上がる

それぞれについて、説明します。

排水されるまで時間がかかる

排水管の壁に汚れが蓄積して、水の通り道が細くなっているため、排水が完了するまで時間がかかります。

 

浴槽の水捌け状態はわかりにくいのですが、空になるまでの時間は約10〜15分です。もしそれ以上に時間がかかるなら、排水管につまりがある可能性があります。

排水管から悪臭がする

キッチンの排水口の封水

排水口の周辺を掃除しても悪臭が続くと、排水管に汚れが蓄積している可能性があります。

 

排水管からの悪臭で考えられるのは、以下のような理由です。

  • つまりがあると封水が引っ張られて、封水が減少する
  • 排水管内のつまりに雑菌が増える

「封水」とは、悪臭や虫の侵入を防ぐために溜まっている水のことです。排水管が詰まって封水が減少すると、悪臭が排水管から入り込みます。

 

もちろん、悪臭がするからといって排水管のつまりだけが原因ではありません。以下の記事で、悪臭の原因をチェックしてみてください。

排水口から逆流する

つまりが悪化すると、排水口から汚水が逆流します。軽微なつまりをそのままにしていると、つまりの原因物質が少しずつ排水管の奥まで移動してしまいます。

 

時間をかけても汚水が排出できなくなるため、逆流してしまうのです。以下の記事で、逆流が起きる原因や対処法をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

水を流した後に水位が上がる

詰まって流れにくいために、水位が上がってしまいます。注がれる水が、排水管の排水量を上回るためです。特にトイレでは、つまりが生じると水位が上がるのが目視ではっきりわかります。

 

水位が上がる状態を放置すると、汚水が溢れるようになる可能性があります。以下の記事で、水位が上がる原因を解説しています。つまり以外の原因もあるので、確認してみてください。

排水管のつまり修理を業者に頼むケース

以下のような排水管のつまりは、無理をせずに修理を業者に頼みましょう。

  • 複数の排水管で詰まっている
  • 固形物を落とした

それぞれについて、解説します。

複数の排水管で詰まっている

排水管の高圧洗浄を業者に頼むメリット

複数の水回り箇所でつまりが起きているのは、排水管の奥深くや下水管など、排水口から離れた箇所が詰まっている可能性があります。排水管を通り越して、外にある汚水枡が詰まっているのかもしれません。

 

重度な排水管のつまりと考えられるので、ご自分での対処は難しいでしょう。住宅全体の排水管の高圧洗浄が、効率的な解消方法といえます。

 

以下の記事で、高圧洗浄が必要なケースや料金を解説しています。ご自分でする場合と業者に依頼した場合のそれぞれのメリット・デメリットもお伝えしているので、参考にしてください。

固形物を落とした

トイレつまりの原因をゴム手袋で取り出す

固形物が排水管に落ちて流れたら、ご自分での対応はできません。うっかり落としてしまったら、水を流す前に拾いましょう。

 

落とした固形物を放置すると、固形物の周辺に汚れが蓄積して体積が増えていき、さらに詰まってしまいます。固形物が原因のつまりは放置しても改善しないので、できるだけ迅速な対応がおすすめです。

 

たとえ爪楊枝のように小さなものでも、排水管で汚れが蓄積してつまりが生じる原因になります。固形物を流して水の流れが悪くなったら、すぐに水道修理業者に相談してください。

排水管つまりの修理料金の相場

排水管のつまり解消方法

排水管のつまり解消の料金相場を紹介します。

 

作業内容 料金目安
軽度の排水管つまり 5,000円〜8,000円
中度の排水管つまり 15,000円〜25,000円
高度の排水管つまり 30,000円〜50,000円
薬剤による排水管洗浄 8,000円~15,000円
排水管の部品交換 5,000円〜
排水管の高圧洗浄 25,000円〜
排水管のトーラー洗浄 10,000円~35,000円
管内カメラ等による排水管の調査 20,000円〜

上記の作業料金の他に、業者によっては基本料金、早朝・深夜・休日の割増料金、出張費、キャンセル料がかかります。必ず見積もりを取って、追加料金の有無について確認してから依頼してください。

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排水管のつまり解消料金について、以下の記事でさらにわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

排水管のつまりを予防する方法

排水管を洗浄してつまりを解消したら、再発しないようにしましょう。

 

排水管のつまりを予防する方法は、以下の3つです。

  • 油を排水管に流さない
  • 固形物や食材カスを流さない
  • 定期的に排水管を掃除する

いずれも簡単にできることなので、心がけましょう。以下では、各方法の詳細を解説します。

油を排水管に流さない

油を排水管に流さない

使った揚げ油を排水管に流さないことはもちろんですが、食器や鍋類に残っている油も流さないように注意しましょう。わずかな油でも、水に溶けない油は少しずつ蓄積していきます。

 

油を排水管に流さない方法

食器類やフライパンなど油がついているものを洗うときは、キッチンペーパー等で拭き取ってからシンクに入れてください。それだけで排水管の汚れを予防できます。

 

油汚れによるつまりは、住宅全体に影響を与えます。以下の記事で、油汚れによる排水管のつまり解消法や注意すべきことを解説しているので、参考にしてください。

固形物や食材カスを流さない

固形物や食材カスなどを、排水口に流さないように工夫しましょう。

 

【つまりの原因になるものを流さない工夫】

  • 排水口に水切りネットをつける
  • 吐瀉物を洗面台やトイレに流さない
  • 固形物が落ちたらすぐに取り出す
  • 排水口の周りに小物類を置かない

水切りネットは、100均にも数十枚セットで販売されています。毎日取り替えると、余計なものが排水管に入り込みません。

定期的に排水管を掃除する

排水管の定期的な掃除は、つまり予防にとても有効です。どのくらいの頻度で掃除すべきなのか、一覧表にしたので参考にしてください。

 

水回り箇所 掃除の頻度
キッチン 週2回
浴室・洗面台 週1回
洗濯機 年1回

洗濯機の糸くずフィルターや洗剤投入口は月に1度チェックすると、排水管の汚れを防げます。

 

以下の記事で、排水管の掃除方法を解説しています。簡単にできる方法ばかりなので、参考にしてみてください。

排水管のつまりをすぐに解決したいときは

排水管のつまり解消法を解説しました。

 

ご紹介した方法で解消しない場合は、無理をせずに水道修理業者へ相談してください。無理をして排水管にダメージを与えると、修理代がもっと高額になってしまいます。

 

私たち『クリーンライフ』は、全国で300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている水道修理業者です。年中無休で24時間ご相談を受け付け、最短30分で駆けつけますので、お気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管のつまりを相談をしてみる

2024.07.08
2024.08.01

排水管の汚れやつまりを除去するには、高圧洗浄を行うのが効果的です。

 

そこで今回は排水管を高圧洗浄する理由と効果について、詳しく解説していきます。

 

排水管の高圧洗浄を業者に依頼すべき判断基準や、業者に頼んだ場合の流れと手順についてもまとめました。

 

高圧洗浄の費用相場もお伝えしますので、参考にしてみてください。

排水管を高圧洗浄する理由・効果

排水管の高圧洗浄

排水管の高圧洗浄とは、機器に専用のホースを取り付けて排水管に指し込み、高圧の水を噴射して汚れやつまりを落とす掃除方法です。

 

通常の掃除や薬剤では落ちない汚れも、高圧洗浄なら圧力で一気に剥がして流すことが可能です。

 

掃除では取り切れない排水管の奥の汚れも落とせるので、つまりを根本から改善できます。

排水管を高圧洗浄するタイミング

排水管の高圧洗浄が必要なケース

排水管の高圧洗浄は、以下のタイミングで行うのがおすすめです。

  • 排水管がつまった
  • 水の流れが悪くなった
  • 排水管から悪臭がする
  • 築3年以上たっている

戸建ての場合は、3~5年を目安に排水管の高圧洗浄を行うと良いとされています。3年以上経つと日常的な掃除では取り切れない汚れが蓄積していきますので、高圧洗浄を検討しましょう。

 

また、つまりや悪臭も掃除では取り切るのは困難ですので、高圧洗浄を依頼すべきです。

【戸建て】よくある排水管のトラブル・高圧洗浄時のポイント

ここでは、戸建て住宅でよくある排水管のトラブルと、高圧洗浄時のポイントを紹介します。

 

高圧洗浄を業者に頼むべきケースと費用相場もお伝えします。

戸建ての排水管の特徴・よくあるトラブル

戸建ての排水管洗浄

戸建てで水道から流した水は、排水口から排水パイプを通り、排水管へと流れていきます。排水管は水がスムーズに流れるように勾配がついており、上から下へと流れる仕組みになっています。

 

勾配は一定ではなく変化があるため、排水管が曲がっている場所や、勾配が緩い場所には汚れが溜まりやすいのが特徴です。

 

【よくあるトラブル】

  • 汚れで水の通りが悪くなる
  • 汚水が逆流する
  • 完全につまってしまう
  • 悪臭がする

戸建ては勾配が緩やかで横向きの管の割合が大きいため、マンションよりも排水管がつまりやすい傾向があります。

排水管の高圧洗浄を業者に頼むケース

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以下のようなケースの場合、業者に排水管の高圧洗浄を頼むべきです。

  • 自分で薬剤などを使ってもつまりを直せない
  • 掃除をしても悪臭がする
  • 排水管の設置ミス
  • 排水管の破損

自分で対処しても直せないトラブルは、業者に高圧洗浄を依頼しましょう。

 

また、排水管の破損や設置ミスなど、排水管そのものに不具合がある場合も、業者に依頼すべきです。

 

完全にはつまっておらず、コポコポと音がする程度のトラブルであれば、自分で直せる可能性があります。

排水管の高圧洗浄の費用相場・作業時間

排水管の高圧洗浄の費用相場は、以下の通りです。

建物の種類 費用相場
一世帯住宅 25,000円~
二世帯住宅 35,000円~

高圧洗浄の費用は、建物の大きさによって料金に差があります。一世帯であっても、建物が大きければ高くなる可能性があります。

 

作業時間は建物の大きさや排水管の長さによって異なりますが、2~3時間が目安です。

 

戸建ての排水管の高圧洗浄については、以下の記事で費用相場をまとめています。詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

【集合住宅】よくある排水管のトラブル・高圧洗浄時のポイント

ここからは、集合住宅でよくある排水管のトラブルと、高圧洗浄時のポイントを紹介します。

集合住宅の排水管の特徴・よくあるトラブル

集合住宅の排水管洗浄

集合住宅の排水管には、専有部分と共有部分があります。各部屋の排水は専有部分の排水管を通り、共有部分の排水管に流れていきます。

 

集合住宅によって構造は異なりますが、共有部分でトラブルが起きた場合は、管理者への相談が必要です。

 

【よくあるトラブル】

  • 排水管のつまり
  • 他の住戸の排水管トラブルによる水の逆流

マンションの排水管は上から下へと縦に伸びているため、戸建てよりもトラブルが起きにくい構造です。

 

ただし、他の住戸でトラブルが起きた場合には、汚水の逆流など二次被害を受ける場合があります。

自分で対応するか・管理者に相談するかの判断基準

集合住宅の場合、専有部分であれば自分である程度対処できます。しかし、共有部分のトラブルになると、管理者に相談する必要があります。

 

原因が明らかな場合には、自分で対応することも可能です。

 

どの部分でトラブルが起きているのか判断ができないときは、管理者に相談するのが無難でしょう。他の住戸に原因がある可能性もあるため、落ち着いて対応しましょう。

排水管の高圧洗浄の費用相場・負担する範囲

集合住宅の排水管の高圧洗浄の費用相場を紹介します。

建物の種類 費用相場
~30戸の小規模マンション 5,000円/1戸
30戸~の中・大規模マンション 4,000円/1戸

マンションの場合、住民の数・マンションの規模数によって費用が変動します。規模が大きくなるほど、費用は安くなるケースがほとんどです。

 

マンションで高圧洗浄を行う場合、一般的には管理会社などが主体となって行い、費用を負担します。ただし、個人に過失がある場合には、費用が発生する可能性があります。

 

マンションの排水管清掃については、以下の記事で詳しく解説しています。排水管洗浄が必要な理由や費用についてなど、分かりやすくまとめていますので、参考にしてみてください。

排水管を自分で高圧洗浄する方法・注意点

指差し確認する水道修理業者

高圧洗浄機には家庭用のものもあり、トラブルの内容によっては自分で対処することも可能です。

 

ここでは、どのような排水管トラブルなら自分で高圧洗浄ができるのか、そのリスクと手順を紹介します。

家庭用の高圧洗浄機で対応できる排水管トラブル

家庭用の高圧洗浄機では、以下のトラブルに対応できます。

  • 排水管の手前部分のつまり
  • 軽度の汚れの除去

軽度の汚れやつまりであれば、家庭用でも対応可能です。

 

ただし、家庭用の高圧洗浄機は、業務用程の威力がありません。汚れがひどい場合や排水管の奥のつまり、汚れを除去するのは難しいでしょう。

排水管を自分で高圧洗浄するリスク

排水管を自分で高圧洗浄するのには、以下のリスクが考えられます。

  • 洗浄力が弱く汚れが落ちない
  • 費用対効果を得られない可能性がある
  • 排水管の構造によっては操作が難しい
  • 排水管にダメージを与える可能性がある
  • 汚水が逆流してトラブルが悪化する

家庭用の高圧洗浄機では威力が足りず、汚れを落とせない場合があります。また、つまりがひどければ、汚水が逆流してくる恐れがあります。

 

高圧洗浄機は家庭用でも15,000円~30,000円程するため、汚れが落ちなければ費用対効果を得られないかもしれません。

 

また、排水管にはカーブがあるため、操作を誤ると排水管を傷つけてしまう恐れも。しっかりと効果を得るためには、手間と知識が必要です。

排水管を自分で高圧洗浄する手順

排水管を自分で高圧洗浄する場合、高圧洗浄機と専用のホースを用意してください。排水管洗浄の専用ホースは、安いもので2,000円~3,000円程度で購入できます。

 

洗浄機とホースはどちらもホームセンターをはじめ、Amazonなどの通販サイトでも購入可能です。

 

【手順】

  1. 排水口の周囲をビニールシートなどで保護する
  2. 排水口から高圧洗浄機のホースを入れる
  3. 内部の洗浄を行う

高圧洗浄機の水圧は、水道の数倍あります。汚水が逆流してくる可能性もありますので、周囲が汚れないように養生しておくと安心です。

 

排水管の清掃については、以下の記事も参考にしてください。高圧洗浄機を使う以外の方法も、いくつか紹介しています。

排水管の高圧洗浄を業者に頼む流れ

排水管の高圧洗浄は、リスクを考えると業者に頼んだ方が安全です。業者は水回りのプロですので、安心して高圧洗浄を任せられます。

 

また、業務用の高圧洗浄機は家庭用のものよりも威力が強いため、つまりや汚れを確実に除去できます。

 

自分で高圧洗浄機を用意したり、周辺が汚れないよう準備をする必要もないため、負担も軽減できるでしょう。

依頼から作業完了までの流れ

業者に排水管の高圧洗浄を依頼した場合の、作業完了までの流れを説明します。

  1. 見積もりを取る
  2. 契約をする
  3. つまりの状況などを確認する
  4. 各排水口から高圧洗浄する
  5. 排水テストと居住者のチェックを行う
  6. 料金を支払って完了

作業を依頼する前に、必ず見積もりを取って、納得できる業者に依頼してください。

 

作業は室内で行われるため、事前に排水口の周辺や水回りを片付けておくと、作業がスムーズです。

業者を探すときのチェックポイント

高圧洗浄を依頼する際に心配なのが、業者選びです。

 

業者を探すときに押さえておきたいポイントをまとめました。

  • 水道局指定工事店に登録されているか
  • 排水管の高圧洗浄の実績はあるか
  • 適正価格で依頼できるか
  • アフターサービスや保証があるか

水道局指定工事店とは、給・排水設備の工事を適切に行えると、自治体の水道局から認められた業者です。水道局指定工事店なら、排水管の高圧洗浄も安心してお任せできます。

 

また、万が一作業中にトラブルが起きた場合に備えて、アフターサービスや保証が用意されている業者を選びましょう。

 

水回りのトラブルは、水道局指定工事店に依頼すべきです。以下の記事で水道局指定工事店について詳しくまとめていますので、ご一読ください。

高圧洗浄をした後の排水管トラブル予防策

せっかく高圧洗浄をしたのであれば、きれいな状態を維持して、排水管トラブルを防ぎたいものです。

 

ここからは、高圧洗浄をした後にできる、排水管トラブルの予防策をお伝えします。

習慣化したい排水管の使い方

油を排水管に流さない

排水管の汚れは、水回りの使い方を工夫するだけで軽減できます。

  • 油を排水管に直接流さない
  • こまめに排水口の掃除をする
  • 排水口に食べかすなどのゴミを流さない
  • キッチンの使用後にぬるま湯を流す

排水管の中でも汚れが溜まりやすいのが、キッチンの排水管です。

 

とくに油汚れはつまりの原因になりやすいため、排水口に流すのは止めましょう。

 

キッチンを掃除したら、最後にぬるま湯を流すと、油が詰まるのを防いでくれます。ただし、熱湯を流すと排水管の破損につながりますので、50℃程度のぬるま湯を流してください。

 

どれも手軽にできる予防法ですので、トラブルを防ぐためにもぜひお試しください。

高圧洗浄で定期的にメンテナンス・洗浄の頻度

3年に1回は排水管洗浄

つまり等のトラブル予防として、高圧洗浄で定期的に洗浄しておくことをおすすめします。頻度としては、3年に1回を目安にしましょう。

 

ただし、家族の人数や水回りの使用頻度によって、排水管の汚れ具合には差があります。

 

どの程度汚れているのかの確認も含めて、業者に相談するとトラブルを予防できます。

排水管の高圧洗浄をすぐに頼みたいときは

排水管の高圧洗浄は、3年に1回程度を目安に、業者に依頼するのがおすすめです。

 

家庭用の高圧洗浄機でも対応できる可能性もありますが、確実にきれいにするのであれば業者に依頼したほうが安心です。

 

排水管の高圧洗浄をすぐに依頼したい方は、『クリーンライフ』をご検討ください。クリーンライフは300以上の自治体で水道局指定工事店として登録されており、高圧洗浄の実績も豊富です。

 

年中無休で24時間対応しておりますので、電話やメール・LINEで気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管の高圧洗浄を相談してみる

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