作業員待機中
13時25分現在、近くの作業員が最短30分〜でお伺いできます。
デラコン分岐テスト
トイレの水漏れ・つまり

トイレは日常生活に不可欠です。トイレつまりが起こったら、すぐに直したい方が大半でしょう。

 

トイレつまりは道具を使い、自分で直すこともできます。また、専門の道具を使わず、身近にあるものを利用してトイレつまりを直す方法もあります。

 

そこで今回は、トイレつまりを直す道具がある場合とない場合、それぞれの直し方をご紹介しましょう。

 

自宅にあるものを使ってトイレつまりが直る可能性もあるので、「お店が遠くて道具を買いに行けない」という方もぜひ参考にしてみてください。

自分で直せるトイレつまりの原因とは?


自分で直せるトイレつまりは、

  • 大便
  • トイレットペーパー
  • 流せるシート

などの水に流せるものをトイレに流したケースです。いずれも本来は水に溶ける・もしくは流せるため、道具を使ってトイレつまりを直せる可能性があります。

 

トイレつまりの症状が軽度なら、2〜3時間ほど放置して解消する場合もあるでしょう。

専門業者に相談した方が良いトイレつまり

道具を使っても、自分では直せないトイレつまりもあります。

 

専門業者に相談した方が良いトイレつまりは、以下に当てはまるケースです。

  • トイレットペーパーや流せるシート以外の異物を落とした
  • 排水管や水道管にトラブルが発生している
  • お風呂やキッチンなど、他の排水口もつまっている
  • トイレつまりの原因が分からない

異物を落としてトイレつまりが発生した場合、自分で取り出そうとして異物がさらに奥へ移動する恐れもあります。

無理をせずにはじめから専門業者に任せる方が賢明です。

 

道具を使って無理にトイレつまりを直そうとすると、被害が広範囲に及ぶ可能性もあります。無理はせず、なるべく早く専門業者に相談しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

トイレつまりを直す前の3ステップ

道具がある場合もない場合も、トイレつまりを直す前に以下の準備を済ませましょう。

準備するもの

用意するものイラスト

  • ゴム手袋
  • ビニール袋や新聞紙
  • ぞうきん

止水栓の種類によっては、マイナスドライバーも必要です。

トイレの水位が上がっている場合、バケツや灯油ポンプも用意しましょう。

1.電源プラグを抜く

ウォシュレットが設置されているトイレは、電源プラグが付いています。作業中に誤作動を起こさないように、電源プラグを抜きましょう。

 

ただし、濡れた手で電源プラグに触れると感電の恐れがあります。必ずゴム手袋を付けて作業してください。

 

トイレつまりを直す間も、電源プラグに水がかからないように注意しましょう。

2.止水栓を閉める

トイレつまりが発生しているときに水を流すと、水が溢れてしまいます。水が流れるのを防ぐために、止水栓を閉めましょう。

 

止水栓はトイレの床または壁に付いています。手で閉められるタイプ、マイナスドライバーで回すタイプがあり、どちらも時計回りで閉まります。

 

もし止水栓が分からなければ、水道の元栓を閉めてください。元栓は水道メーターの横にあり、戸建て住宅は外、集合住宅は玄関横のメーターボックスにある場合がほとんどです。

3.床にビニール袋や新聞紙を敷く

トイレつまりを直す際、汚水や排水物が飛び散る可能性があります。汚れを防ぐため、あらかじめ床にビニール袋や新聞紙を敷いておきましょう。

 

なお、トイレつまりで水位が上がっているときは、バケツや灯油ポンプを使って水をくみ出してください。

水をくみ出して水位を元の位置に戻しておくと作業を進めやすくなります。

トイレつまりを直す道具がある場合の直し方3選

道具がある場合とない場合に分けてトイレつまりの直し方をご紹介します。

まずは、道具がある場合の直し方3つです。道具がない方は道具がない場合の直し方をご覧ください。

道具を使ったトイレつまりの直し方その1:ラバーカップを使う

ラバーカップは「吸引カップ」「すっぽん」「トイレプランジャー」とも呼ばれ、トイレつまりを直す代表的な道具です。1,000円前後で購入でき、100均でも取り扱っています。

 

ラバーカップは主に以下の3種類があります。トイレに適したラバーカップを選びましょう。

  • 和式トイレ用:カップが半円形で、底が平ら
  • 洋式トイレ用:カップの底が出っ張っている
  • 節水型トイレ用:帽子のようなツバが付いている

ビニール袋に穴を開けて、ラバーカップの柄を穴に通して使うと、便器の水や汚れが飛び散るのを防げます。その際、ビニール袋で便器を覆いましょう。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. カップ全体が水に浸かるように、水位を調整する。
  2. カップを排水口に密着させる。
  3. ラバーカップをゆっくりと押し込んだ後、勢いよく引く。排水されるまで押し引きを繰り返す。
  4. バケツなどで水を流し、排水されるか確かめる。

ラバーカップは、しっかりと引っ張るのがコツです。押し込む際はゆっくりと行いましょう。

 

真空状態を作るため、カップ全体が水に浸かることも大切です。真空状態でなければ、トイレつまりを直す効果は小さくなってしまいます。

道具を使ったトイレつまりの直し方その2:真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーはラバーカップよりも吸引力や圧力が強い道具です。1回使用し、トイレつまりが直るケースもあります。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. ラバーカップと同様、カップ全体が浸かるように水位を調整する。
  2. ハンドルを押したまま、便器の水溜りにカップを押し付ける。
  3. ハンドルを勢いよく引く。
  4. 1回でトイレつまりが直らないときは、押し引きを数回繰り返す。再度カップを押し付ける場合、一度水の外へ出してから押す。

カップの中が真空状態になるように、しっかりと押し付けて密着させましょう。

道具を使ったトイレつまりの直し方その3:ワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシは「ワイヤー式トイレクリーナー」「パイプクリーナー」とも呼ばれています。2,000~4,000円ほどで購入できる道具です。

 

ただし、他の道具よりも取り扱いが難しいため、使用する際は注意しましょう。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. 排水口にワイヤーブラシの先端部を差し込み、ハンドルを回して下げる。
  2. ワイヤーが入りにくい場合は無理に押し込まず、ハンドルを回して先端部を回転させる。
  3. 先端部に異物が当たったら、引っかけて取り出す。異物は押し流す。

強引にワイヤーブラシを押し込もうとすると、排水管や便器が傷つく恐れがあります。使用するのが難しくトイレつまりを解消できないときは、専門業者へ相談しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

トイレつまりを直す道具がない場合の直し方7選


トイレつまりを直す道具がない場合は、身近にあるものを代用しましょう。コンビニなどですぐ手に入るものを使った直し方もご紹介するので、ぜひお試しください。

道具がないときのトイレつまりの直し方その1:水を流す

もっとも手軽に試せる直し方で、トイレつまりを直す特別な道具は必要ありません。バケツがない方は、やかんや鍋、洗面器などを代用しましょう。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. バケツに水を入れ、高い位置から排水口に向かって水を流す。
  2. スムーズに排水し、水位が元の位置に戻るまで水を数回流す。

水は一気に流さず、約1~2cmの細い幅で勢いよく流すのがコツです。水の流れや水圧を利用してトイレつまりを直します。

道具がないときの直し方その2:お湯を流す

トイレつまりを解消するため、お湯を流してトイレットペーパーやシート類などを溶けやすくします。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. バケツでお湯を数回流す。
  2. 約1時間そのまま放置する。
  3. 放置後はバケツなどで水を流し、排水されて水位が戻るか確かめる。

便器は陶器で作られているものが多く、熱湯を流すと割れる危険性があります。

お湯は40~60℃程度の温度のぬるま湯を目安にし、目安よりも高温のお湯は流さないでください。

 

お湯を沸かして泡が少し立ち、湯気が出始めたくらいがおよそ40~60℃です。

道具がないときのトイレつまりの直し方その3:重曹と酢を使う

掃除用に重曹を常備している方もいるでしょう。重曹と酢を混ぜて泡を発生させ、トイレつまりの原因になっている汚れを落とす方法です。

 

ただし、炭酸ガスが発生するため必ず換気をしてから作業を行ってください。

炭酸ガスが充満すると体調が悪くなる恐れがあります。トイレの換気扇を回し、部屋のドアや窓を開けましょう。

 

【用意するもの】

  • 重曹:計量カップ1/4(50ml)
  • お酢(またはクエン酸):計量カップ1/2(100ml)
  • 50~60℃のぬるま湯:便器の半分程度

【トイレつまりを直す手順】

  1. 便器内の水溜りに重曹をかける。
  2. 重曹と同じく、水溜りに酢(クエン酸)を入れる。
  3. ぬるま湯を入れる。
  4. 泡立ったら、そのまま約1時間放置する。
  5. 放置後はバケツなどで水を流し、排水して水位が戻るか確認する。

道具がないときのトイレつまりの直し方その4:ビニール袋を使う

ビニール袋を使い、ラバーカップと同じような効果でトイレつまりを直します。

 

手が小さい方、大きい方は拳が排水口に密着しにくいため、効果はあまり期待できません。他の方法を試しましょう。

 

【用意するもの】

【トイレつまりを直す手順】

  1. ゴム手袋をはめた手の上に、ビニール袋を2枚重ねてはめる。
  2. 拳を作って排水口に押し当て、密着させる。
  3. ラバーカップと同じ要領で、拳を押し引きする。
  4. 押し引きを繰り返し、排水されたらバケツなどで水を流し、水位が戻るか確認する。

ビニール袋を便器に落とさないように、拳を押し引きするときはもう片方の手でビニール袋をつかみましょう。

道具がないときのトイレつまりの直し方その5:ペットボトルを使う

ペットボトルを使う方法も、ラバーカップと似た働きでトイレつまりを解消します。

 

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • 500mlペットボトル
  • ハサミやカッター

ペットボトルの底を、ハサミやカッターで2~3cmほど切り取ります。切り取る際はケガをしないように注意してください。

使うのはペットボトル本体で、切り取った底とフタは使いません。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. ゴム手袋をはめてペットボトルの口に親指を入れ、下部を排水口に差し込む。
  2. ラバーカップと同様、ペットボトルを押し引きする。
  3. バケツなどで水を流し、排水されるか確認する。

ペットボトルもラバーカップと同じように、勢いよく引くのがポイントです。作業中は水や排泄物などが飛び散る可能性があるので、注意しましょう。

 

また、便器を傷つける可能性があるため、切り口は綺麗に整えてから使用しましょう。

道具がないときのトイレつまりの直し方その6:食器用洗剤(中性洗剤)を使う

普段洗い物をするときに使用する食器用洗剤(中性洗剤)もトイレつまり解消に役立ちます。

 

【用意するもの】

  • 食器用洗剤(中性):計量カップ1/2(100ml)
  • 45℃前後のぬるま湯:便器の半分程度

【トイレつまりを直す手順】

  1. 食器用洗剤(中性洗剤)を便器に入れる。
  2. ぬるま湯を入れ、20分ほど放置する。
  3. 水位が下がったら再度ぬるま湯を入れ、排水されるか確認する。

使用する食器用洗剤は1種類だけにしてください。複数の洗剤が混ざってしまうと、有毒ガスが発生する恐れがあります。

 

特に、酸性やアルカリ性の洗剤は混ぜないようにし、必ず換気しながら行うようにしてください。

道具がないときのトイレつまりの直し方その7:針金ハンガーを使う

針金ハンガーはワイヤーブラシの代用品として使えます。

 

固すぎる針金ハンガーは排水管の奥に入りにくいため、簡単に曲がる柔らかい針金ハンガーを使用しましょう。

 

【用意するもの】

【トイレつまりを直す手順】

  1. 針金ハンガーの取っ手付近をペンチで切る。
  2. 排水口に入れる側の先端を曲げ、輪を作る。
  3. 先端を排水口に入れ、奥に押し込む。
  4. 針金ハンガーを少しずつ動かし、トイレつまりの原因を少しずつ削る。
  5. トイレつまりが解消されたらハンガーを取り出し、バケツなどで水を流して排水されるか確認する。

針金ハンガーが奥に入らなければ作業を中止してください。無理にハンガーを押し込むと排水管や便器が傷つく可能性があります。

 

また、これらを試してみてもトイレのつまりが解消されない場合には、無理をして悪化させる前に業者に相談しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

トイレつまりを未然に防ぐ予防法4つ


トイレつまりは日頃から予防することが大切です。簡単にできる予防法を4つお伝えするので、ぜひ意識してみてください。

大量のトイレットペーパーを流さない

一度に大量のトイレットペーパーを流すと、トイレつまりが発生しやすくなります。トイレットペーパーを大量に使うのは控えましょう。

 

一度に流せるトイレットペーパーの目安を、水量別にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

排泄後に拭き取りないときは、一旦トイレットペーパーを流してから再度拭きましょう。

 

ダブルのトイレットペーパーを使用してトイレつまりが再発する場合は、シングルに変えて様子を見るのもおすすめです。

トイレットペーパー以外のものを流さない

公共のトイレで「トイレットペーパー以外は流さないでください」と記載された注意書きを見たことがある方は多いでしょう。

 

基本的にトイレは、排泄物とトイレットペーパーだけを流してください。他のものを流すとトイレつまりが発生しやすくなります。

 

「トイレに流せる」と書かれたシート類も流さないようにしましょう。シート類はトイレットペーパーよりも分厚く、トイレつまりの原因につながります。

 

また、流せるお掃除シートは掃除後にホコリや髪の毛が付着しているため、そのままトイレに流すとつまる可能性があります。

トイレには流さず、ゴミとして処分しましょう。

トイレで子どもが遊ばないように対策

子どもがトイレで遊ぶと、便器におもちゃや文房具などの異物を落とす恐れがあります。

 

また、トイレは雑菌が多く、子どもが遊ぶのは不衛生です。便器の水で遊んだり、床を触ったりして雑菌が付き、炎症を招く恐れもあるでしょう。

 

トイレで子どもが遊ぶのを防ぐために、次のような対策を行いましょう。

  • トイレに鍵をかける
  • 「子どもがトイレに入った」とすぐ分かるようにドアベルを設置
  • トイレには極力ものを置かない

定期的にトイレ掃除をする

トイレつまりを防ぐために、便器や排水管を定期的に掃除しましょう。

 

トイレにはさまざまな汚れが付着しています。汚れの原因に適した洗剤を選ばなければなかなか汚れは落ちません。以下をご参考ください。

  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石
  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ

ただし、酸素系と塩素系の洗剤を混ぜてしまうと、有毒ガスが発生します。異なる種類の洗剤を同時に使うのは絶対に避けてください。

異なる洗剤を使いたいときは、別の日に掃除を行いましょう。

 

トイレの汚れで特に注意したいのは、尿石です。

尿石が蓄積するとトイレつまりが起こりやすいため、もし自分で尿石を除去できなければ専門業者に相談しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

直し方を試してもトイレつまりが直らないときは

水に溶けるものを流してトイレつまりが起きたのであれば、道具を使って自分で直せる可能性があります。

 

ラバーカップやワイヤーブラシなどの専用の道具がない場合、ペットボトルやビニール袋といった自宅にあるものを代用することも可能です。

 

もし道具を使ってもトイレつまりを解消できないときは、専門業者に相談しましょう。

 

私たちクリーンライフでもトイレつまりのご相談や修理を受け付けております。

 

24時間365日対応し、早朝や深夜の急なトイレつまりもご相談可能です。

ご相談やお見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

2021.07.10
2021.11.11

トイレを使おうとして、「いつもより水位が下がっている」と感じたことはありませんか。

 

水位が下がっても特に大きな問題がなく、そのまま使えるからと放置している方もいるでしょう。

 

しかし、トイレの水位が下がるのはトイレつまりの前兆かもしれません。放置すると悪化し、大きなトラブルを招く可能性もあります。

 

そこで今回は、トイレの水位が下がる原因や対処法、防ぐ方法をご紹介します。完全にトイレがつまる前に、水位が下がったら早めに対処しましょう。

トイレの水位が上がる・下がる原因とは?


便器に溜まっている水は「封水」と呼ばれています。

 

封水の水量は基本的に調整できません。封水の水位が上がっていたり下がっていると、トイレつまりなど何かしらのトラブルが発生している可能性が高いです。

 

トイレの水位が下がる原因は以下が挙げられます。

長期間トイレを使っていない

帰省や留学などで長期間家を空けてトイレを使っていなければ、封水が蒸発して水位が下がることがあります。

 

蒸発で水位が下がる場合、水を流すと正常の水位に戻るケースが大半です。

 

洋式トイレを長期間使わないときは、フタを閉めておくと水位が下がるのをある程度防げます。

節水をしていてトイレに流れる水量が少ない

節水対策としてトイレのタンクにペットボトルなどを入れていると便器に流れる水量が少なくなり、水位が下がるケースもあります。

 

また、タンク内の浮き玉に節水用品が当たることで、水量の調節がうまくいかず水位が下がる可能性もあるでしょう。タンクの部品が破損していたために、水量が少ない場合もあります。

 

水量が少なくなると水位が下がる他、トイレつまりが起こるリスクも高まるため注意が必要です。

トイレットペーパーや流せるシート類が詰まっている

大量のトイレットペーパーや流せるシート類を流し、水位が下がることもあります。

 

水位が下がる状態はトイレつまりが起こる前兆、または軽度なトイレつまりの症状です。完全にトイレつまりが起きているわけではないため、早めに対処しましょう。

 

また、トイレットペーパーや流せるシート類が封水を吸い取ってしまい、排水している可能性もあります。これは「毛細管現象」と呼ばれ、水位が下がる原因の1つです。

 

毛細管現象が起きていると何もしていないにも関わらず水位が下がります。以下は毛細管現象が起きやすいため、該当する方は注意しましょう。

  • トイレのタンクで節水対策を行っている
  • 節水型トイレを利用している

異物を便器内に落とした

異物を落としてトイレつまりが起こり、水位が下がるケースもあります。

 

トイレに流せるのは基本的に、排泄物とトイレットペーパーのみです。水に溶けない異物を流すとトイレつまりが発生しやすいため、気を付けましょう。

 

以下はトイレに落としやすい異物です。

  • ティッシュペーパー
  • ハンカチ
  • おむつ
  • 尿漏れパッド・尿漏れシート
  • 生理用品
  • スマホ
  • おもちゃ

尿漏れパッドや尿漏れシート、おむつ、生理用品は吸水性があるため、便器に落とすと膨張してトイレつまりを招き、水位が下がることがあります。

 

手で取れない範囲に異物を落とした場合は無理して取ろうとせず、専門業者に相談しましょう。

便器内部が故障している

稀ではありますが、便器の故障が原因の水漏れによって水位が下がることもあります。集合住宅での水漏れは下の階にまで被害を及ぼす可能性があり、要注意です。

 

また、排水管や水道管に何らかのトラブルが生じ、水位が下がるケースもあります。

 

水位が下がるだけではなく、水漏れなどの異変に気付いたら早めに専門業者や管理会社へ連絡しましょう。

封水も流れてしまっている(誘引現象)

誘引現象とは排水管に勢いよく水が流れ、便器に溜まるはずの封水も流れてしまう現象です。

 

集合住宅で排水管が他の部屋とつながり、

  • 複数の部屋で同時に排水した
  • 近くで水道工事が行われている

こういった場合に起こりやすい現象です。

 

誘引現象で水位が下がるときは、基本的に水を流すと解決できます。もし水を流しても直らない場合は、専門業者に相談してみましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

トイレの水位が下がる時の対処法4選


トイレの水位が下がる場合、自分で直せることもあります。

自分でできる簡単な対処法を4つご紹介するので、ぜひお試しください。

トイレの水位が下がる時の対処法1:2〜3時間ほど放置する

 

大便やトイレットペーパー、流せるシートが原因で水位が下がるのであれば、放置して直る場合があります。

 

2~3時間ほど放置した後にバケツなどで水を流し、水位が元の位置に戻るのか確認しましょう。

 

流せるシートは分厚いため、半日または一晩ほど放置すると流れる可能性があります。

トイレの水位が下がる時の対処法2:トイレタンクを確認する

トイレタンクチェックポイント

トイレタンクのフタを外し、水位を確認しましょう。トイレタンク内の水位が下がっている場合はタンクに水を入れた後、流してみてください。

 

もしタンクに水が溜まらなければ、以下を確認してみましょう。

  • フロートバルブが外れていないか
  • 鎖が切れていないか
  • 鎖が引っかかっていないか
  • 浮き玉が破損していないか

フロートバルブとは、タンクの底にあるゴム製の栓のことです。最近はプラスチック製のものもあります。

 

タンク内の部品を自分で交換する際は、説明書に従って行いましょう。自分で交換できそうにないときは無理をせず、専門業者に相談してください。

トイレの水位が下がる時の対処法3:バケツで便器に水を流す

排泄物やトイレットペーパーが原因で水位が下がるのであれば、水を流すと解決する可能性があります。

 

ただし、水を大量に入れると溢れる恐れがあるため、まずは1L程度の水を流して様子を見ましょう。

 

【バケツで便器に水を流す手順】

  1. バケツ(もしくは大きな容器)に水を入れ、高い位置から排水口に向かって勢いよく水を流す。
  2. 少しずつ水位が下がる場合、数回水を流す。

水は一気に流さず、1~2cmほどの細い線を作るように流すのがコツです。

トイレの水位が下がる時の対処法4:お湯を便器に流す

水を流してもトイレの水位が戻らないときは、お湯を流すと良いでしょう。

 

【便器にお湯を流す手順】

  1. バケツなどでお湯を数回流す。
  2. 1時間ほど放置し、様子を見る。
  3. 放置後は再度水を流し、水位が戻るか確かめる。

お湯の温度は40~60℃のぬるま湯を使用して、70℃を超える高温のお湯は使わないでください。ぬるま湯の目安はお湯を沸かして泡が少し立ち、湯気が出始めた頃の温度で40~60℃です。

 

多くの便器は陶器製で熱湯を流してしまうと便器が割れる恐れがあります。絶対に熱湯は流さないでください。

トイレの水位が下がるのを放置すると危険な理由とは?


トイレの水位が下がるだけなら普段通りに使用できるため、それほど不便に感じず放置する方もいるでしょう。

 

しかし、水位が下がる状態を放置すると、以下のトラブルを引き起こす可能性があります。

トイレから悪臭が発生する原因になる

封水は臭いの主成分「アンモニア」を吸収し、悪臭を抑える役割も担っています。封水が減ってトイレの水位が下がると悪臭の原因につながります。

 

また、封水は排水管から悪臭や虫が入り込むのを防いでいるため、水位が下がると下水臭く感じる場合もあるでしょう。

 

虫が湧く可能性もあるので、トイレの水位が下がると気付いたら早めに対処してください。

トイレが故障して使えなくなる

トイレの水位が下がるときは、トラブルが起きる前兆かもしれません。

 

今は大きな被害がなくても、水位が下がる状態でトイレを使い続けると、状況が悪化してトイレが故障する恐れがあります。

 

水位が下がるのは、トイレに何かしらの異常があるサインです。もし原因に心当たりがなければ早めに専門業者へ相談しましょう。

近隣住民に迷惑がかかる可能性がある

トイレつまりが発生していると水位が下がることがあります。

 

特にマンションやアパートといった集合住宅でトイレつまりを放置すると、下の階に水漏れする恐れもあり注意が必要です。

 

水漏れは高額な修理費を請求されるケースもあるため、水位が下がると判明したら放置せずにすぐさま対処しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

トイレで水位が下がるのを未然に防ぐ方法


封水が減ってトイレの水位が下がると、悪臭や水漏れなどのトラブルが拡大する恐れもあります。

 

トイレで水位が下がるのを防ぐためにも日頃からの予防も大切です。

トイレットペーパーを使いすぎない

トイレットペーパーを使いすぎるとトイレつまりが発生し、水位が下がる可能性が高まります。

 

一度に流せるトイレットペーパーの量は、以下が目安です。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

もし排泄後に拭き足りないと感じたら、一度水を流してから拭きましょう。

 

大量のトイレットペーパーを使って毛細管現象が起こり、水位が下がることもあります。

 

ダブルのトイレットペーパーをたくさん使う方は、シングルに変えて水位が下がるのを防ぐのもおすすめです。

トイレットペーパー以外を流さない

トイレは排泄物とトイレットペーパーを流すように設計されています。

 

水位が下がるのを防ぐために、トイレットペーパー以外の異物は流さないようにしましょう。

 

「水に流せる」と書かれたシートも流さないことをおすすめします。シートは分厚いものが多く、トイレに流すとトイレつまりを引き起こすかもしれません。

 

子どもがトイレに異物を落とさないように、きちんと対策することも大切です。次に挙げる対策を参考にしてみてください。

  • トイレには極力ものを置かない
  • トイレに鍵をかける
  • 「子どもがトイレに入った」と気付くため、ドアベルを設置

定期的にトイレタンクを確認する

「トイレタンクが原因で水位が下がっている」と早く気付けるように、定期的にタンクを確認しましょう。

  • タンク内の水量は変わっていないか
  • 鎖は外れていないか
  • 部品が壊れていないか

こういったことを定期的にチェックすれば、トイレタンクが原因となるトラブルをすぐさま解決できます。

 

また、ペットボトルなどをタンクに入れて節水するのは避けましょう。トイレつまりが起こりやすい他、タンク内の部品が破損する恐れもあります。

トイレ掃除をする

水位が下がるのを防ぐために、トイレ掃除をすることも大切です。

 

尿に含まれる成分が固まって尿石ができると流れが悪くなることがあり、水位が下がるだけでなくトイレつまりの原因になる可能性があります。尿石は悪臭の原因にもつながるため、こまめにトイレ掃除を行いましょう。

 

なお、トイレ掃除で使う洗剤は汚れによって使い分けると効果的です。

  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石
  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ

ただし、酸素系と塩素系の洗剤が混ざると有毒ガスが発生し、非常に危険です。酸素系洗剤を使ったら、塩素系洗剤で掃除するのは別の日にしましょう。

トイレの水位が下がる状態が直らない時は

トイレの水位が下がるのは何かトラブルが起きている、または起こる前兆です。

 

水位が下がる状態を放置すると近隣に迷惑をかけてしまう恐れもあるため、長期間放置するのは避けてください。なかなかトイレの水位が戻らないときは、専門業者に相談しましょう。

 

私たちクリーンライフでもトイレに関するご相談を24時間年中無休で受け付けております。

 

出張による現地調査やお見積もりは無料で行っているため、いつでもお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

2021.07.08
2022.01.07

トイレつまりが起こると、ほとんどの方が焦ってしまうでしょう。

 

「早く何とかしたい」と焦ってしまい、専門業者に相談すべきトイレつまりを自分で直そうとすると、近隣に迷惑をかけるかもしれません。

 

トイレつまりの原因によって直す方法は異なります。適切な方法で直すことが大切です。

 

そこで今回は、自分で直せるトイレつまりの原因と原因に適した直し方をご紹介します。トラブルが拡大しないためにもぜひご覧ください。

トイレつまりの前兆・症状


トイレつまりは急に発生するケースと、少しずつ状況が悪化してつまるケースがあります。

トイレつまりの前兆・予兆をまとめたので、原因を突き止めて早めに対処しましょう。

トイレの水の流れが悪い

トイレの水の流れが悪い場合は、タンクが原因の可能性があります。レバーを引いても「水の勢いが弱い」と感じたら、タンクの部品が故障しているかもしれません。

 

節水のためにタンクにペットボトルなどを入れていると水の流れが悪くなります。トイレつまりの原因になる可能性が高いため、タンクに節水用品は入れないでください。

 

タンクに異常がなければ、排水口や排水管に問題があると考えられます。

 

トイレつまりとしては軽度ですが放置すると新たに他の異物がつまり、悪化の原因に繋がることがあります。

トイレの水位が下がらない

トイレが正常なら、水を流した後に水位は元の位置まで戻ります。

 

排水口や排水管などにトラブルが起きてしまうと、水位が上昇しなかなか下がらない場合があります。水位が戻るまで時間がかかるほど、トイレつまりは重症です。

 

水位が下がらないときに、くれぐれも水は流さないでください。便器から水が溢れる可能性があります。

便器に水が少ない

便器の水位が下がって水が少ない場合も、排水口や排水管がつまっている可能性があります。

 

トイレ内で異臭がするなら、排水口や排水管に詰まった異物が原因となり、腐敗しているのかもしれません。

 

また、排水口や排水管に異物が引っかかり、通気不良によって便器に水が少ない可能性もあります。水や空気の流れが悪く、トイレつまりが起きている、または起こりやすい状態です。

トイレの水を流すと「コポコポ」と音がする

トイレの水を流して「コポコポ」と音がする場合はトイレつまりの症状または前兆です。音がする場所により、原因が違う可能性があります。

  • タンク
  • 便器
  • 便器の下

タンクから音がすれば、便器までの経路のどこかでトラブルが発生しているでしょう。

 

便器から音がすれば水流を妨げ、音が出ている可能性があります。便器の下から音が聞こえる場合は、排水管が原因として考えられます。

トイレつまりの主な原因4つ


トイレつまりには何らかの原因があります。主な原因4つをまとめたので、心当たりがある方は今後注意しましょう。

トイレつまりの主な原因1:便器内に異物を落とした

トイレつまりが起こりやすいのは、次の2ヶ所です。

  1. せき
  2. 排水路の手前

「せき」とは、排水路の狭くカーブしている部分です。異物がカーブを上れずにトイレつまりの原因になる場合があります。

 

排水路の手前にはくぼみがあり、こちらも異物がつまりやすい場所です。

 

トイレは基本的にトイレットペーパーのみを使用します。トイレに流せない異物を流すと、高確率でトイレつまりが起こります。

 

以下は便器に落としやすい異物です。

  • ティッシュペーパー
  • ハンカチ
  • おむつ
  • 生理用品
  • 尿漏れパッド・尿漏れシート
  • スマホ
  • おもちゃ

落とすとせきや排水路の手前で引っかかり、トイレつまりの原因になりやすいため注意しましょう。

トイレつまりの主な原因2:大量のトイレットペーパーやシート類を流した

トイレは基本的に排泄物とトイレットペーパーだけを流します。

 

しかし、大量にトイレットペーパーを流すとせき排水路などで詰まる可能性が高まります。

 

「流せる〇〇」「トイレに流せる」とうたっているシート類も大量に流すとトイレつまりの原因になりやすく、注意が必要です。

 

トイレットペーパーやシート類が原因のトイレつまりは非常に多いため、大量に流す習慣がある方は改善しましょう。

トイレつまりの原因3:トイレを流すときの水流が弱い

水流が弱いと大便やトイレットペーパーなどがうまく流れず、トイレつまりの原因につながります。

 

以下を行っていると水流が弱くなりやすいため、控えましょう。

  • 常に「小」で流す
  • タンクにペットボトルなどを入れ、節水対策をしている

タンクにペットボトルなどの節水用品を入れているとタンクに引っかかり、別のトラブルを招く恐れもあります。

トイレつまりの原因4:便器の奥に尿石が溜まっている

トイレつまりが起こり悪臭がしている場合は、尿石が溜まっている可能性があります。

 

尿石とは、尿に含まれる尿素やタンパク質などが変質し、固形化したものです。トイレの床、便器や排水管などに付着します。

 

尿石を放置すると蓄積し、トイレつまりの原因になる場合もあります。トイレ掃除を怠ると尿石が溜まりやすいため、気を付けましょう。

自分で直せるトイレつまりの原因


トイレつまりの原因は、自分で直せるものと専門業者に修理を任せた方が良いものがあります。

自分で直せるトイレつまりの原因は次のとおりです。

トイレに流せるものが詰まっている

トイレは、排泄物とトイレットペーパーを流すことを想定しています。

 

本来流れるものが流れないことが原因でトイレつまりが発生している場合、自分で直せる可能性が高いでしょう。

 

放置すると解消される場合もあります。以下は放置時間の目安です。

  • 大便やトイレットペーパー:2~3時間ほど
  • 流せるシート類:半日~一晩ほど

放置して直らないときは、後でご紹介する方法をお試しください。

トイレの水流が弱い・悪い

水流が弱い・悪いためにトイレつまりが起きている場合は、タンク内を確認しましょう。

 

水位が下がっているときはタンク内の水量を調節し、水流を増やしてください。

 

水を足してもなかなか水流が増えなければ、

  • フロートバルブ
  • ボールタップ

を確認しましょう。

 

フロートバルブは、レバーと鎖でつながっているゴム製の栓のことです。フロートバルブの破損や劣化により、水流が増えないケースがあります。

 

ボールタップはタンク内にある、球体の浮き玉が付いている部品です。浮き玉が破損すると適切な水位まで水が溜まらず、水流が弱くなります。

 

もし水位が正常で水流が弱い場合は、便器の奥でトイレつまりが生じている可能性があります。トイレットペーパーやシート類が原因なら、後ほど紹介する直し方を実践してみてください。

トイレの水が少しずつ引く

便器の水が少しずつ引く場合、何かが詰まっているものの水は通っている状態です。

 

トイレつまりの症状としては軽度で、自分で直せる可能性があります。

便器の奥に尿石が蓄積

尿石が蓄積すると、排水管にも少しずつ溜まり重度のトイレつまりが発生する恐れもあります。特に小便器タイプのトイレは尿石でつまりやすく、注意が必要です。

 

尿石が原因のトイレつまりも、自分で直せる可能性があります。

 

尿石の除去は、酸素系の洗剤が効果的です。具体的な直し方は後ほどお伝えします。

自分では直せないトイレつまりの原因

  • 排泄物
  • トイレットペーパー
  • 流せるシート類

これら以外の異物が原因でトイレつまりが発生した場合、専門業者にすぐ相談しましょう。

 

ラバーカップを使ったり、むやみに水を流したりすると、状況が悪化してトラブルが拡大するかもしれません。

 

自分で取れる範囲に異物が落ちた際、ゴム手袋やワイヤーブラシなどで取り出せる場合もありますがくれぐれも無理はしないでください。さらに奥へ異物が入り込む恐れもあります。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

自分で直せるトイレつまりの原因の直し方8選

自分で直せるトイレつまりの原因に該当する場合は、以下の方法で直してみましょう。

トイレつまりを直す前の準備

トイレつまりを直す前に、以下の準備を済ませましょう。

【用意するもの】

用意するものイラスト

  • ゴム手袋
  • ビニール袋や新聞紙
  • バケツや灯油ポンプ
  • ぞうきん

止水栓のタイプによっては、マイナスドライバーの用意も必要です。

【準備すること】

  1. 電源プラグを抜く
  2. 止水栓を閉める
  3. 床にビニール袋や新聞紙を敷く
  4. 便器の水位が高ければ、水をくみ出す

電源プラグを濡れた手で抜くと、感電する恐れがあります。非常に危険なためゴム手袋を装着して作業し、水が触れないように注意してください。

 

止水栓はトイレの床または壁にあり、時計回りで閉まります。手で回すタイプと、マイナスドライバーで回すタイプが主流です。

 

トイレつまりを直す際、水や排泄物がはねて汚れるかもしれません。床にビニール袋や新聞紙などを敷き、防ぎましょう。

 

便器の水位が高い場合は、バケツや灯油ポンプなどで水をくみ出してください。

トイレつまりの直し方1:トイレにバケツで水で流す

直し方1〜5は、大便やトイレットペーパー、シート類が原因でトイレつまりが発生したときの直し方です。

 

水を流す方法は、とても手軽に試せます。水の流れや水圧を利用して、トイレつまりを直す方法です。

【トイレつまりをバケツに入れた水で直す手順】

  1. バケツに水を入れ、高い位置から排水口に向かって流す。
  2. スムーズに水が流れ、水位が戻るまで数回水を流す。

バケツで一気に水を流さずに、約1~2cmの細い幅の水を流すのがコツです。

トイレつまりの直し方2:お湯をトイレに流す

トイレットペーパーやシート類など、本来流れるものが流れないのが原因でトイレつまりが起きたときにおすすめの直し方です。

【トイレつまりをお湯を使って直す手順】

  1. バケツでお湯を数回流す。
  2. 1時間ほど放置する。
  3. 放置後はバケツで水を流し、水位が戻るか確認する。

お湯はぬるま湯程度にしましょう。ぬるま湯の目安は40~60℃です。お湯を沸かして泡が立ち始め、湯気が少し出たくらいのお湯を使いましょう。

 

便器は陶器でできているものが大半で、熱湯を流すと破損する恐れがあります。70℃を超えるような熱湯は絶対に流さないでください。

トイレつまりの直し方3:重曹とクエン酸(お酢)で直す

重曹とクエン酸を混ぜると泡が出て、汚れが浮きます。この効果を利用し、トイレつまりを解消します。

 

炭酸ガスが発生するため必ず換気を行って作業してください。トイレの換気扇を回し、部屋のドアや窓を開けましょう。換気を怠ると体調を崩す可能性があります。

【用意するもの】

  • 重曹:計量カップ1/4(50ml)
  • クエン酸(または酢):計量カップ1/2(100ml)
  • 50~60℃のぬるま湯:便器の半分程度

【トイレつまりを重曹とクエン酸で直す手順】

  1. 便器の水溜りに重曹をかける。
  2. 重曹と同じく、クエン酸(お酢)も水溜りにかける。
  3. ぬるま湯を入れる。
  4. 泡立ったら、そのまま1時間ほど放置する。
  5. 放置後はバケツで水を流し、排水するか確認する。

クエン酸はお酢でも代用ができます。クエン酸がない方は料理用のお酢を代用してみましょう。

トイレつまりの直し方4:ラバーカップ(すっぽん)で直す

ラバーカップを使うのは、トイレつまりを直す一般的な方法です。ラバーカップは「吸引カップ」「すっぽん」などとも呼ばれます。

 

ラバーカップは以下の3種類があります。トイレに適したラバーカップを選びましょう。

  • 和式トイレ用:カップ部分が半円状で、底が平ら
  • 洋式トイレ用:底に出っ張りがある
  • 節水型トイレ用:帽子のようなツバが付いている

ビニール袋に穴を開け、ラバーカップの柄を穴に通して使うと、汚れを防げます。その際に使うビニール袋で便器を覆いましょう。

【トイレつまりをラバーカップ(すっぽん)で直す手順】

  1. カップ全体が水に浸かるように、便器内の水位を調整する。
  2. カップの底を排水口に密着させる。
  3. ラバーカップをゆっくりと押し込んだ後、勢いよく引く。排水されるまで繰り返す。
  4. バケツで水を流し、排水するか確かめる。

ラバーカップで直すときのポイントは、押すのではなく一気に勢いよく引くことです。強引に押し込まないように注意しましょう。

 

⇒ラバーカップ(すっぽん)を使った直し方を詳しく見る

トイレつまりの直し方5:ビニール袋で直す

ビニール袋を使い、ラバーカップと同じ原理で直す方法です。

 

手が小さい方や大きい方は拳が排水口に密着しにくいため、他の対処法を試しましょう。

【用意するもの】

【トイレつまりをビニール袋で直す手順】

  1. ゴム手袋を手にはめて、さらにビニール袋を2枚重ねる。
  2. 拳を排水口に押し込み、密着させる。
  3. ラバーカップと同じように拳を押し引きする。排水されるまで繰り返す。
  4. バケツで水を流し、スムーズに排水されるか確認する。

ビニール袋がトイレつまりの原因にならないように、片方の手でビニール袋をつかんで作業しましょう。

トイレつまりの直し方6:ワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシは生理用品やおむつなど、水に流れないものが原因でつまったときに役立ちます。「ワイヤー式トイレクリーナー」「パイプクリーナー」とも呼ばれます。

 

ただし、ワイヤーブラシは扱いが難しいため、うまく使えない場合は作業を中止しましょう。

【トイレつまりをワイヤーブラシで直す手順】

  1. 排水口にワイヤーブラシの先端を入れ、ハンドルを回して押し下げる。
  2. 先端が異物に当たり、それ以上奥に進まなくなったら、ハンドルを回す。先端に異物を引っかけて、取り出す。
  3. バケツで水を流し、排水されるか確認する。

トイレつまりの直し方7:針金ハンガーで直す

針金ハンガーもワイヤーブラシの代用として使うことができ、生理用品やおむつなどが原因のトイレつまりに効果的です。

 

固いハンガーは排水口に入りにくいので、曲げやすい柔らかいハンガーを使用しましょう。

【トイレつまりを針金ハンガーで直す手順】

  1. ハンガーの取っ手付近をペンチで切る。
  2. 排水口に入れる側の先端を曲げ、釣り針状にする。
  3. 先端を排水口に入れ、異物を引っかけて取り出す。
  4. バケツなどで水を流し、排水されるか確認する。

ハンガーに異物が引っかからないときは作業を中止してください。強引にハンガーを押し込むと破損し、トイレつまりが悪化する恐れがあります。

トイレつまりの直し方8:洗剤で直す

尿石が原因でトイレつまりが発生したときは洗剤で直せる可能性があります。

 

尿石はアルカリ性のため、酸性の洗剤を選びましょう。「デオライトL」は尿石を除去できる酸性洗剤で、一般の方でも購入できます。

 

ここでは、尿石が溜まりやすい男性用小便器をデオライトLで直す方法をご紹介します。

【トイレつまりをデオライトLで直す手順】

  1. 小便器内の水をくみ出す。
  2. 小便器の目皿を取り外し、デオライトLで浸す。
  3. 5分間浸した後、目皿をブラシで磨き、尿石を除去する。
  4. 小便器にデオライトLを250ml入れ、15分放置する。
  5. 15分経ったらバケツなどで水を流し、排水されるか確認する。
  6. 尿石が大量に蓄積している場合は、1~5を繰り返す。

小便器の目皿は割れやすいためくれぐれも取り扱いには注意してください。

 

デオライトLは強力な洗剤のため、使用後はアルカリ性洗剤の「ピーピースカット」で中和することをおすすめします。直し方5の後、デオライトLと同量のピーピースカットを入れてください。

 

ただし、酸性洗剤とアルカリ性洗剤を混ぜると有毒ガスが発生します。説明書に従い、用法を守って使用しましょう。

トイレつまりを放置すると起きるトラブル


トイレつまりの原因が判明したら、早めに対処しましょう。

もしトイレつまりを放置すると、次のトラブルが起きる可能性があります。

トイレが故障する

トイレつまりを放置してしまうと、以下のようにトイレが故障する恐れがあります。

  • 便器から水が溢れる
  • 便器の電気系統に水が触れ、故障する
  • 排水口や排水管に傷が付く
  • 便器が破損する

「大したことはないトイレつまりだから、そのうち直るだろう」と甘く見ていると、トイレが故障するかもしれません。

 

自分で直せない場合は専門業者へ相談しましょう。

トイレの排水管から下水が逆流する

トイレつまりの放置で排水管から汚水や排泄物が逆流する恐れもあります。

 

トイレの床や壁に汚水が染み込んでしまうと不衛生な上、掃除も原状回復も非常に大変です。最悪の場合には、漏電の可能性もあるでしょう。

 

排水した水が排水管1本に合流する部屋は、排水管のつまりがトイレつまりの原因になっているケースもあります。その際はトイレ以外から水を流しても下水が逆流し、洗面所やキッチンなどが利用できなくなるかもしれません。

近隣に悪影響を与える

マンションやアパートのトイレつまりを放置すると水が溢れて床に水が染み込み、下の階にトラブルが拡大する可能性があります。

 

集合住宅はトイレの配管を共有しているので、1部屋のトイレつまりが発端で他の部屋もトイレつまりが起こる恐れもあり、注意が必要です。

 

もしトイレつまりで近隣に悪影響を与えると、高額請求される場合もあります。トイレつまりが軽度なうちに直しましょう。

トイレつまりを未然に予防する方法

トイレつまりが発生しないように、日頃から原因につながる行為を控えることが大切です。

 

以下を意識し、トイレつまりを予防しましょう。

トイレットペーパーを大量に使用しない

トイレットペーパーを一気にたくさん流すと、トイレつまりが起こる可能性は高まります。トイレットペーパーを大量に使う習慣がある方は、控えましょう。

 

一度に流せるトイレットペーパーの量は、以下を目安にしてみてください。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

排泄後に拭き足りないときは、一気にトイレットペーパーを使わず一度水を流してから拭きましょう。

 

もしダブルのトイレットペーパーを使ってトイレつまりが頻発する場合は、シングルに変えてみるのもおすすめです。

トイレットペーパー以外は流さない

シート類も、大量に流すとトイレつまりが発生しやすくなります。

 

注意したいのは、流せるタイプのお掃除シートです。お掃除シートはトイレットペーパーよりも分厚いものが多く、流すとトイレつまりの原因になることがあります。

 

また、ホコリや髪の毛などがたくさん付着しているお掃除シートを流すとトイレつまりを招くかもしれません。トイレには流さず、ゴミとして処分しましょう。

 

トイレつまりを予防するなら、トイレットペーパー以外は流さないでください。

トイレで子どもが遊ばないように対策する

トイレで子どもが遊んでいると、おもちゃや文房具などを便器に落としてトイレつまりの原因になる可能性があります。

 

また、トイレは雑菌が多く、便器を手で触ったり、汚水で遊んだりするのは不衛生です。

 

しかし、注意しても理解できず、トイレで遊んでしまうお子様もいるかもしれません。

 

以下のような対策を行い、トイレつまりにつながる行動を減らしましょう。

  • トイレに鍵をかける
  • トイレに「子どもが入った」と気づくように、ドアベルを設置
  • トイレ内に極力ものを置かない

定期的にトイレ掃除をする

尿石をはじめ、トイレの汚れが原因でつまるケースもあります。定期的にトイレ掃除を行い、トイレつまりを予防しましょう。

 

トイレに汚れによって使う洗剤の種類は異なります。

  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石
  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ

ただし、酸素系と塩素系の洗剤を混ぜると、有毒ガスが発生します。異なる種類の洗剤を同時に使うのは絶対にやめてください。異なる種類の洗剤を使いたいときは、日を改めましょう。

 

なお、尿石を自分で取り除けないときは、専門業者に除去を依頼してください。トイレつまりの原因になります。

トイレつまりの原因が分からないときは

トイレつまりの原因が分かったら、早めに対処することが重要です。排泄物やトイレットペーパー、シート類、尿石が原因であれば自分で直せる可能性があります。

 

自分で直せないトイレつまりは、なるべく早く専門業者に修理を依頼しましょう。トイレつまりの原因が分からないときも、専門業者に相談してください。

 

私たちクリーンライフでもトイレつまりのご相談を24時間365日受け付けております。

 

最短30分で駆けつけ、出張費やお見積もりは無料です。原因に心当たりがないトイレつまりも、ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

2021.07.15
2021.11.11

トイレは日常生活に欠かせません。トイレつまりが起こると「お金をかけずに自分でつまりを解消したい」と思う方もいるでしょう。

 

しかし、正しい解消法を知らないまま自力で直そうとすると、トイレつまりが悪化する可能性があります。

 

そこでこの記事では、道具がなくてもできるトイレつまりの解消法を分かりやすくご紹介します。

 

自分で解消できるトイレつまりの原因、自分でトイレつまりを解消できないときの対策もお伝えするので、ぜひお役立てください。

トイレつまりの前兆・症状とは?

トイレつまりには次のような症状があります。トイレつまりの前兆ともいえる症状なので、そのまま放置せずにトラブルを解消しましょう。

トイレの水の流れが悪い

トイレの水の流れが悪い場合、次の原因が考えられます。

  • タンクに不具合が生じている
  • 便器の排水口などがつまっている

タンクにペットボトルなどを入れて節水していると、水の流れが悪くなる可能性が高まります。

 

タンクの水位線よりも水が少なければ、水量不足の状態です。便器の説明書を見て、適した水量に調整しましょう。

 

もし水位線まで水が入っていれば、タンクではなく、便器の排水口などのつまりで水の流れが悪くなっている可能性があります。

便器内の水量が少ない

便器内の水量が少ないときは、以下の2つが考えられます。

  • 便器の排水管や排水口がつまっている
  • 通気不良

もし便器から異臭がしていれば、排水管や排水口に排泄物などがつまりが原因で悪臭が発生している可能性があります。

 

通気不良でトイレつまりが生じているケースは、異物が排水管に引っかかって水や空気の流れが悪くなっている状態です。

トイレを流すと水位が上がる

トイレで水を流して水位が上がると、便器の排水管や排水口がつまっている恐れがあります。

 

やがて水が引く場合もありますが、トイレつまりが起きやすい状態には変わりないため、早めに解消しましょう。

 

なお、トイレつまりを解消するために、何度も水を流さないでください。排水管や排水口がつまっているときに水を流すと便器内に水が溜まり、トラブルが拡大する可能性があります。

トイレを流すと異音がする

トイレの水を流したときに「コポコポ」と音がする場合も、トイレつまりの可能性があります。

 

空気を取り込んで排水しているため、大きな支障はないケースがほとんどです。

 

しかし、異音とあわせて次の症状もある場合は、排水管がつまっているかもしれません。

  • 水の流れが悪い
  • 以前にはない音がする

異音はトイレつまりのサインともいえます。水を流すと異音がする際は放置せず、問題を解消しましょう。

トイレつまりの主な原因とは?

さまざまな原因でトイレつまりが起こります。中には、トイレを間違って使ったためにつまりを起こすケースもあります。

 

トイレつまりの原因をお伝えするので、間違ったトイレの使い方をしていないか確認しましょう。

トイレに大量のトイレットペーパーを流した

大量のトイレットペーパーを流してトイレつまりが起こるケースは、非常に多く見られます。

 

トイレットペーパーは水に溶けやすいように作られていますが、大量に流すと排水口や排水管につまってしまいます。

 

特に、レバーの「小」でトイレットペーパーを流すとトイレつまりが発生しやすいため、注意が必要です。

 

「流せる〇〇」と記載されているシート類も水に溶けやすいものの大量に流すとトイレつまりが起こりやすいので、注意しましょう。

便器内に異物を落とした・流した

水に溶けない異物をトイレに流してしまうと、トイレつまりが起こる可能性が高まります。

 

以下はトイレに落としやすい異物です。注意しましょう。

  • ティッシュペーパー
  • 尿漏れパッド・尿漏れシート
  • おむつ
  • 生理用品
  • スマホ
  • ハンカチ
  • おもちゃ
  • アクセサリー
  • その他、水に溶けない異物

尿漏れシートやおむつ、生理用品などの吸水性が高いものをトイレに流してしまうと水分を吸って膨張し、トイレつまりを引き起こします。

 

つまようじなどの小さなものでも、トイレつまりが起きる可能性があります。「これぐらいなら流してもいいだろう」と油断せず、くれぐれも流さないようにしてください。

便器内の水量が少ない

トイレのタンクには、排泄物やトイレットペーパーを流すのに適した水量が入っています。

 

タンクに水量が少なければ排泄物やトイレットペーパーをスムーズに流せず、トイレが詰まってしまう可能性があります。

 

以下は水量が少なくなるため、避けましょう。

  • トイレは常に「小」で流す
  • タンクの中に節水用品を入れている

節水によってトイレつまりが発生し、節約した水道代より高い修理代がかかるケースもあるでしょう。

 

トイレのメーカーはテストを行った上でタンクの水量や水流などを決定しています。タンクにペットボトルなどを入れないように呼びかけているメーカーもあるため、節水したい方はトイレの説明書を確認しましょう。

トイレの排水口に尿石が溜まっている

尿石とは尿に含まれているタンパク質やカルシウムなどが反応し、石化したものです。掃除しても取れない黄ばみは、尿石と考えてよいでしょう。

 

次に該当すれば尿石が溜まりやすいため、要注意です。

  • 長い間トイレ掃除をしていない
  • トイレの臭いがどんどん強くなっている

尿石は悪臭がします。便器や排水管に尿石がこびりつくと、トイレつまりや臭いを招きます。

自分で解消できるトイレつまりの原因とは?

全部のトイレつまりを自分で直せるわけではありません。自分で解消できるトイレつまりは以下の通りです。

トイレットペーパーや排泄物が原因

トイレットペーパーや排泄物は本来トイレに流れるものです。トイレつまりの原因がトイレットペーパーか排泄物なら、自分で解消できるでしょう。

 

ただし、強引にトイレつまりを解消しようとすると、トイレットペーパーや排泄物がさらに奥へ押し込まれる恐れがあります。水を無理に流すのは絶対に避けてください。

流せるシート類が原因

  • 水に溶けやすい
  • トイレに流せる

このように書かれたお掃除シートや赤ちゃんのおしり拭きが原因でトイレつまりが起きた場合も、自分で解消できる可能性があります。

 

しかし、トイレットペーパーや排泄物と同じく、強引に自分で解消しようとしないでください。流せるシート類を無理に取り出そうとすると、トイレつまりが悪化するかもしれません。

 

トイレットペーパーや排泄物、流せるシート類以外の異物をトイレに落としてつまりが起こった場合は、自分で解消できません。早めに専門業者へ相談しましょう。

水が少しずつ引く

便器の水が少しずつ引くケースは、何かがつまっている状態ではありますが水は通っています。

 

完全にトイレつまりが発生しているわけではないので、自分で解消できる可能性が高いでしょう。

道具なしでもできるトイレつまり解消法8選

急にトイレつまりが生じたとき、ラバーカップなどの道具がない場合もあるでしょう。

 

道具なしでも自分でできるトイレつまり解消法をお伝えするので、ぜひ実践してみてください。

トイレつまりを解消する前の準備

いずれのトイレつまり解消法でも必要な事前準備は、以下のとおりです。

【用意するもの】

用意するものイラスト

  • ゴム手袋
  • ビニール袋や新聞紙
  • バケツや灯油ポンプ
  • ぞうきん

止水栓の種類によっては、マイナスドライバーも用意してください。

【事前準備】

  1. 電源プラグを抜く
  2. 止水栓を閉める
  3. 床にビニール袋や新聞紙を敷く
  4. 便器内の水位が高い場合は水をくみ出して水位を下げる

濡れた手でトイレの電源プラグを抜くと感電の恐れがあります。大変危険なため、ゴム手袋をつけて作業しましょう。

 

止水栓はトイレの床や壁の近くに設置されています。止水栓は手で回すタイプ、マイナスドライバーで回すタイプがあり、どちらのタイプも時計回りで閉まります。

 

トイレつまり解消の作業中は水や排泄物が飛び散る恐れがあるため、床にビニール袋や新聞紙を敷いておくと安心です。

 

便器内の水位が高くなっていれば、バケツや灯油ポンプで水をくみ出しましょう。

トイレつまりの解消法1.水を流して解消する

水流や水圧の力でトイレつまりを解消する方法です。バケツがない方は、やかんや洗面器を代用しましょう。

【水を流す解消手順】

  1. バケツに水を入れ、高い位置から排水口に向かって水を流す。
  2. 水が流れ、通常の水位に戻るまで数回繰り返す。

水は一気に流さず、1〜2cmほどの幅の水を勢いがつくように流すのがコツです。

トイレつまりの解消法2.お湯を流して解消する

トイレットペーパーや流れるシート類を、ぬるま湯で溶かしやすくします。

【お湯を使用した解消手順】

  1. バケツでぬるま湯を数回流す。
  2. 1時間ほど放置する。
  3. 放置後はバケツで再度水を流し、排水して水位が戻るか確かめる。

ぬるま湯の目安は40~60℃です。お湯を沸かし始めてから泡が少し立ち、湯気が出始めたぐらいのお湯を使用しましょう。

 

ほとんどの便器は陶器でできており、熱湯を流すと割れる恐れがあります。70℃を超える高温のお湯は絶対に流さないでください。

トイレつまりの解消法3.食器用洗剤で解消する

食器用洗剤(中性洗剤)でトイレつまりを解消できる場合もあります。

 

使う食器用洗剤は1種類だけにしてください。複数の洗剤を混ぜると、有毒ガスが発生する恐れがあります。

【用意するもの】

  • 食器用洗剤:計量カップ1/2(100ml)
  • 45℃程度のぬるま湯:便器の半分程度

【食器用洗剤を使用した解消手順】

  1. 食器用洗剤を便器に入れる。
  2. 便器の半分程度のぬるま湯を入れ、20分ほど放置する。
  3. 水位が下がったら再度ぬるま湯を入れ、スムーズに水が流れるか確認する。

もし水が流れない場合は、ぬるま湯を入れるのを中止してください。

トイレつまりの解消法4.重曹とお酢で解消する

重曹や酢を混ぜると泡が発生します。その泡の力で汚れを落としトイレつまりを解消する方法です。酢の代わりに、クエン酸を使っても構いません。

 

炭酸ガスが発生するので、必ず換気をした状態で作業してください。トイレの換気扇を回し、部屋のドアや窓を開けましょう。

【用意するもの】

  • 重曹:計量カップ1/4(50ml)
  • 酢(またはクエン酸):計量カップ1/2(100ml)
  • 50~60℃のぬるま湯:便器の半分程度

【重曹とお酢(クエン酸)を使用した解消手順】

  1. 便器の水溜りに重曹をかける。
  2. 重曹と同じく、水溜りに酢(クエン酸)をかける。
  3. ぬるま湯を入れる。
  4. 泡立ったら、約1時間その状態で放置する。
  5. 放置後はバケツで水を流し、排水されるか確認する。

トイレつまりの解消法5.ビニール袋で解消する

ラバーカップがないときは、ビニール袋を代用してトイレつまりを解消しましょう。

 

ただし、手が小さいまたは大きくて排水口に拳が密着しない方は他の解消法をお試しください。

【用意するもの】

【ビニール袋を使用した解消手順】

  1. ゴム手袋を手にはめ、さらにビニール袋2枚重ねて手に被せる。
  2. 拳を便器の排水口に押し込み、密着させる。
  3. 拳を勢いよく引く。
  4. スムーズに排水されるまで、押し引きを繰り返す。
  5. バケツなどで水を流し、水位が戻るか確認する。

ビニール袋が外れないように、もう片方の手でビニール袋をつかんで作業しましょう。

トイレつまりの解消法6.ペットボトルで解消する

身近にある500mlのペットボトルも、加工をすることでラバーカップの代わりとしてトイレつまりの解消に使えます。

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • 500mlペットボトル
  • ハサミやカッター

ペットボトルの底から2~3cm程度をハサミやカッターで切り取りましょう。切り取った底、フタは使いません。

 

切り取るときはケガをしないように注意してください。

また、便器を傷つける可能性があるため、切り口は綺麗に慣らしてから使用しましょう。

【ペットボトルを使用した解消手順】

  1. ゴム手袋をはめてペットボトルの口に親指を入れ、下部を排水口に差し込む。
  2. ビニール袋の際と同様に、ペットボトルを押したり引いたりする。
  3. スムーズに排水されるまで、押し引きを繰り返す。
  4. バケツなどで水を流し、水位が戻るか確認する。

ペットボトルを押し引きすると、水が飛び散る場合があります。注意しましょう。

トイレつまりの解消法7.ラップで解消する

ラップも工夫次第ではトイレつまりの解消に役立ちます。

 

ラップを貼り付ける場所が汚れていると、途中でラップがはがれるかもしれません。汚れている場合は汚れを拭き取るか、掃除してからラップを貼り付けましょう。

【ラップを使用した解消手順】

  1. トイレのフタと便座を上げる。
  2. ラップで便器の穴を覆う。ラップは10枚以上重ねる。
  3. ラップが破れない程度に、中心をゆっくりと押す。破れそうなときはラップをさらに重ねる。
  4. 数回ラップを押し、トイレつまりが解消したらラップをはがす。
  5. バケツなどで水を流し、スムーズに排水されるか確認する。

ラップを押して圧力をかけ、トイレつまりを解消する方法です。便器内に空気が入ってしまうと圧力が下がってしまいます。空気が漏れないように、ラップは隙間なくピンッと張り密閉させてください。

トイレつまりの解消法8.針金ハンガーで解消する

針金ハンガーを曲げて、トイレつまり解消の道具であるワイヤーのように加工をして使う解消法です。

 

固すぎる針金ハンガーは便器の奥まで入らないため、適度に柔らかいものを使いましょう。

【針金ハンガーを使用した解消手順】

  1. ハンガーの取っ手付近をペンチで切る。
  2. 排水口に入れる側の先端を曲げ、輪っかを作る。
  3. 先端を排水口に入れ、奥まで押し込む。
  4. ハンガーを少しずつ動かし、トイレつまりの原因を削る。
  5. 水が流れ始めたらハンガーを取り出す。
  6. バケツなどで水を流し、スムーズに排水されるか確かめる。

ハンガーが奥まで入らないときは無理して押し込もうとせず、作業を中止してください。無理するとハンガーが壊れたり、排水管や便器を傷付けたりする恐れがあります。

トイレつまりを解消できないときは放置しても平気?

自分で解消できずにトイレつまりを放置すると状況が悪化し、以下の問題が起きる可能性があります。

  • トイレが故障する
  • 水が溢れ、近隣に被害を与える
  • 下水が逆流する

自分でトイレつまりを解消できなければ、専門業者へ相談しましょう。

 

トイレつまりを放置し続けると、修理代が高くなる可能性もあります。集合住宅で近隣に被害を与えてしまった場合、高額請求されるかもしれません。なるべく早く専門業者へ相談することをおすすめします。

トイレつまりを日頃から予防する方法4選

トイレつまりが発生すると、解消する手間も時間もかかってしまいます。

  1. 一度に大量のトイレットペーパーを流さない
  2. トイレットペーパー以外をトイレに流さない
  3. 小まめにトイレの掃除をする

これら3つのトイレつまりを防ぐ方法をご紹介します。トイレつまりを未然に防ぐためにも、意識してトイレを使いましょう。

一度に大量のトイレットペーパーを流さない

一度に大量のトイレットペーパーを流すとトイレつまりが発生しやすくなります。大量のトイレットペーパーを使う習慣がある方は、控えましょう。

 

一度に流せるトイレットペーパーの量は、トイレの水量で違います。目安は以下の通りです。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

排泄後に拭き足りない場合は、一度水を流してから拭きましょう。

 

ダブルのトイレットペーパーを流してトイレつまりが頻繁に起こるのであれば、シングルに変えて様子を見るのもおすすめです。

トイレットペーパー以外はトイレに流さない

トイレつまりを防ぐなら、排泄物とトイレットペーパー以外は流さないようにするのが賢明です。

 

流せるシート類は水に溶けやすい素材で作られていますがトイレットペーパーよりも分厚く、トイレが詰まらないとは限りません。

 

トイレに流せるお掃除シートは掃除後にホコリや髪の毛などが付着し、そのまま流すとトイレつまりの原因になる可能性があります。トイレつまりを予防するためにも燃えるゴミとして処分することをおすすめします。

小まめにトイレ掃除を行う

尿石や汚れが溜まるのを防ぐために、トイレは定期的に掃除しましょう。

 

ただし、使う洗剤の種類を間違えると、なかなか汚れが落ちません。洗剤は以下を参考にしてみてください。

  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石
  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ

酸素系と塩素系の洗剤を混ぜてしまうと、有毒ガスが発生します。違う洗剤を同時に使わないでください。違う洗剤で掃除したい場合は、日を改めましょう。

 

尿石が蓄積するとトイレつまりが起こりやすいので注意が必要です。自分で尿石を取り除けないときは、専門業者に相談しましょう。

トイレで子どもが遊ばない工夫をする

トイレで子どもが遊ぶと、

  • おもちゃ
  • クレヨン
  • トイレに置いている雑貨

などを便器に落とし、思いもよらずにトイレつまりが起こる可能性があります。

 

また、トイレ掃除を定期的に行っていたとしてもトイレで遊ぶのは衛生上よくありません。便器内の水を触ったり便器に頭がはまったりする危険性もあります。

 

トイレで子どもが遊ばないように、次のような工夫をしましょう。

  • トイレに鍵をかける
  • トイレに子どもが入ったと気づくように、ドアベルを設置する
  • 極力トイレにものを置かない

トイレつまりを解消できずお悩みなら

トイレつまりは、原因次第では道具がなくても自分で解消できます。食器用洗剤やビニール袋、ラップなどのご紹介した解消法をぜひ実践してみてください。

 

ただし、無理に解消しようとすると、水漏れや便器の破損といった思わぬトラブルを招く恐れがあります。自分でトイレつまりを解消できないときは、専門業者へ早めに相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、トイレつまりのご相談を24時間365日受け付けております。早朝や夜間に発生したトイレつまりもお気軽にご相談ください。最短30分で駆けつけます。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

2021.06.29
2021.11.11

トイレつまりを解消する道具として「すっぽん」をまず思いつく方は多いでしょう。

 

すっぽんの正式名称はラバーカップです。地域によっては、吸引カップやバキュームとも呼ばれ、英語ではトイレプランジャー(Toilet Plunger)とも言います。

 

すっぽんを使えば、多くのトイレつまりを解消できます。しかし、すっぽんを使う機会は少なく、正しい使い方はあまり知られていません。

 

そこで今回は、すっぽんを使用したトイレつまりの直し方をご紹介します。

 

すっぽんのお手入れ方法、すっぽんでトイレつまりが直らないときの対処法もお伝えするので、ぜひご覧ください。

すっぽんで直せるトイレつまりの原因

全てのトイレつまりをすっぽんで直せるわけではありません。

すっぽんで直せるトイレつまりの原因は、次の5つです。

  • トイレットペーパー
  • ティッシュペーパー
  • 排泄物
  • 嘔吐物
  • 流せる〇〇(シートなど)

以下の異物を流してトイレつまりが起きた場合、すっぽんでは直りません。

  • おむつ
  • 生理用品
  • スマホ
  • おもちゃ
  • その他の固形物

すっぽんで無理にトイレつまりを直そうとすると、異物がさらに奥へ移動する可能性があります。異物が便器に当たって壊れる恐れもあるため、すっぽんを使うのは控えてください。

トイレつまりの原因が分からない状態ですっぽんを使うのも避けましょう。専門業者に相談することをおすすめします。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

すっぽん(ラバーカップ)の種類

トイレに適したすっぽんを選ばなければ、トイレつまりは直りません。

すっぽんには3種類あります。

  1. 和式トイレ用
  2. 洋式トイレ用
  3. 節水型トイレ用

必ずお使いのトイレに適したすっぽんを用意しましょう。

和式トイレ用

多くの方がイメージする一般的なすっぽんは、和式トイレ用です。

ゴム部分はお椀のような半円形になっています。底に出っ張りはありません。

洋式トイレ用

洋式トイレ用のすっぽんは、ゴム部分に出っ張りがあるのが特徴です。

和式トイレに比べて、洋式トイレの排水口は小さくなっています。排水口に合わせて、大・小などのサイズが用意されているため、なるべくお使いのトイレに合うすっぽんを選びましょう。

節水型トイレ用

節水型トイレ用のすっぽんには出っ張りがありません。和式トイレ用のすっぽんに、帽子のつばが付いたような形をしています。

すっぽん(ラバーカップ)の使い方

すっぽんは次のように使います。

  1. すっぽんを密着させる
  2. すっぽんを押す・引く
  3. 水を少しずつ流す

すっぽんの使い方のポイントは、トイレの排水口とすっぽんのゴム部分を隙間なく密着させ、力強く引っ張ることです。すっぽんを密着させる際に、すっぽんの上から水を足すとより便器が密着して効果が発揮できます。

 

トイレつまりが直るまで、すっぽんの押し引きを何度か繰り返します。トイレつまりが解消されたようであればバケツで少しずつ水を流し、通常の水位に戻るか確認しましょう。

すっぽんを使う前の準備

すっぽんを使う前に、次の準備を済ませましょう。

  1. 止水栓を閉める
  2. ビニール袋や新聞紙で汚れを防ぐ
  3. 便器の水位を調整する

手順1:止水栓を閉める

トイレつまりが起きている状態で水を流してしまうと、水が溢れる可能性があります。止水栓は閉めておきましょう。

 

便器の後ろや横に、壁または床から伸びている給水管があります。止水栓は給水管に付いています。

止水栓は大きく分けると次の2つがあり、どちらも時計回りで閉まります。

  • マイナスドライバーで閉める「ドライバー式」
  • 手で閉める「ハンドル式」

止水栓の場所が分からない場合は、水道の元栓を閉めましょう。

 

水道の元栓は、水道メーターの横に付いています。戸建住宅は外、集合住宅は玄関横のメーターボックスにあるはずです。水道の元栓も時計回りで閉まります。

手順2:ビニール袋や新聞紙で汚れを防ぐ

すっぽんを使うと、便器内の水やトイレットペーパーなどが飛び散る可能性があります。床にビニール袋や新聞紙などを敷き、汚れを防ぎましょう。

 

また、ビニール袋に穴を開け、穴にすっぽんの柄を通して使うと、洋服に汚れが付くのを防げます。ビニール袋で便器を覆うとより安心です。

手順3:便器の水位を調整する

トイレつまりで便器から水が溢れそうな状態ですっぽんを使うと、汚水が流れ出てしまいます。

 

衛生的にも悪いため、灯油ポンプやバケツなどで水を減らしましょう。水位は、すっぽんのゴム部分が全て水に浸かっている状態が目安です。

 

もし水が少なければ、ゴム部分が水に浸かるまで水を足してください。

すっぽんを使用したトイレつまりの直し方

すっぽんを以下の手順で使用し、トイレつまりを直しましょう。

  1. すっぽんを密着させる
  2. すっぽんを押す・引く
  3. 水を少しずつ流す

手順1:すっぽんを密着させる

すっぽんはトイレの排水口と水平になるように、ゴム部分を密着させます。なるべく隙間がないように密着させましょう。

 

隙間があると引っ張る力が弱まり、トイレつまりがなかなか解消されません。

すっぽんを密着させた後に、上から水を足してさらに密着させるのもおすすめです。

手順2:すっぽんを押す・引く

すっぽんをゆっくりと押し込みます。押し込めない状態になったら、引っ張りましょう。

 

すっぽんは押し込むのではなく、勢いよく引っ張るのがポイントです。つまりを一気に引っ張り出すようなイメージで、すっぽんを引きましょう。

 

トイレつまりが直るまで、すっぽんの押し引きを繰り返します。

手順3:水を少しずつ流す

「トイレつまりが直った」と思っても、いきなりレバーで水を流すと溢れる可能性があります。

 

バケツで水を少しずつ流し、トイレつまりが解消したか確認しましょう。スムーズに水が流れて水位が上昇しないか、確認します。

 

水位が上昇しなければ止水栓や元栓を開け、いつものようにレバーで水を流します。通常の水位に戻ったら、トイレつまりは直ったと考えて良いでしょう。

すっぽんでトイレつまりが直らないときの対処法

すっぽんでトイレつまりが直らないときは、次の方法を試してみましょう。

真空式パイプクリーナーを使用

真空式パイプクリーナーは、すっぽんと同じ原理でトイレつまりを直します。すっぽんよりも吸引力が強いのが特徴です。

 

すっぽんと同じように、排水口にゴム部分を付着させます。ポンプを上下させて、強い吸引力でトイレつまりを解消します。

 

すっぽんよりも強い力でトイレつまりを直し、扱うのも簡単です。

⇒真空式パイプクリーナーを使った直し方を見る

専門業者にトイレつまり修理を依頼

すっぽんでも真空式パイプクリーナーでもトイレつまりが直らないときは、専門業者に修理を依頼しましょう。

 

強引にすっぽんでトイレつまりを解消しようとすると便器が壊れる可能性もあり、注意が必要です。

 

無理はせず、自分でトイレつまりを直せないときは専門業者に相談しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

すっぽんを使った後のお手入れ方法

すっぽんを使い終わったら水で汚れを落とし、洗い流します。洗わずにケースなどで収納すると臭いの原因になる上、非常に不衛生です。

 

ただし、すっぽんは洗剤や漂白剤で洗わないでください。ゴム部分が傷んでしまう恐れがあります。

すっぽんを洗ったら天日干しでしっかり乾燥させましょう。よく乾かした後、保管します。

 

もし、洗って保管するのに抵抗がある場合には、100均ですっぽんを購入して置いておくのもおすすめです。

最近では100均でもすっぽんが売っているため、ストックしておき使い捨てをするのも検討して良いでしょう。

 

購入する際にはトイレの形に合ったすっぽんかを必ず確認しましょう。

すっぽんでトイレつまりが解消できなかったら

すっぽんの使い方を間違ってしまうと効果を発揮できず、トイレつまりは思うように解消しません。トイレつまりが悪化しないように正しい使い方ですっぽんを使いましょう。

 

もしすっぽんでトイレつまりが直らないときは無理をせず、専門業者に相談することをおすすめします。

 

私たちクリーンライフでもトイレつまりの相談を24時間365日受け付けています。

 

現地調査は無料で行い、適正価格で修理しております。お電話1本ですぐに駆けつけて対応いたしますので、急なトイレつまりもお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

2021.07.08
2021.09.03

トイレつまりは頻繁に起こるわけではないため、直し方を知らない方がほとんどでしょう。

 

自分で適当にトイレつまりを直そうとすると、水が溢れたり便器が壊れたりする可能性があり、注意が必要です。

 

この記事では、自分でできるトイレつまりの直し方10選をご紹介します。身近にあるものを使った直し方、トイレつまりを放置して直るケースもお伝えするので、ぜひトイレつまりの解消にお役立てください。

トイレつまりの主な4つの症状


トイレに以下のような症状があると、トイレつまりが起きている可能性があります。トイレつまりが悪化する前に対処しましょう。

トイレの水の流れが悪い

トイレの水の流れが悪い原因は、主に次の2つです。

  1. タンクに不具合が生じている
  2. 便器の排水口などがつまっている

節水するためにタンクの中にペットボトルなどを入れているとタンクの水量が減ることにより流す水圧が弱まり、水の流れが悪くなってしまいます。トイレつまりが生じやすいため、節水用品はタンクから取り除いてください。

 

タンクの水位線より水が少なければ水量が不足しています。タンクの説明書を確認し、水量を調整しましょう。

 

もし水位線まで水が入っていればタンクの水量ではなく、便器の排水口などがつまっている可能性もあります。

トイレの水を流した後に水位が上がる

トイレで水を流した後に水位が上がる場合、便器の排水口や排水管のつまりが原因の可能性が高いといえます。

 

やがて水が引くケースもありますが、トイレつまりが起きやすい状態です。早めに直すことをおすすめします。

 

ただし、水を流し続けるのは避けましょう。排水口や排水管がつまっていると水が便器内に溜まり、溢れ出る恐れがあります。

便器に溜まる水の量が少ない

便器に水が少ないという症状も、便器の排水口や排水管がつまっている可能性があります。

 

もし便器から異臭がしていれば、排水口や排水管に異物が引っかかり腐敗して異臭を放っているとも考えられます。

 

また、通気不良が原因で水が少ないケースもあるでしょう。異物が引っかかって水や空気の流れが悪くなり、トイレつまりが起きている可能性もあります。

トイレの水を流すと「コポコポ」と音がする

トイレの水を流して「コポコポ」と音がする症状は、空気を取り込んで水を流しているため、問題ないケースが大半です。

 

しかし、音に加えて以下の症状もあれば、排水管がつまっている可能性が高いので注意しましょう。

  • 水の流れが悪い
  • 以前にはなかった音がする

異音は排水管や排水口のつまりのサインです。

 

トイレつまりの原因によって適切な直し方は変わります。トラブルを放置せず、一緒にトイレを使っている家族や職場の方などへ何かを便器に落とした覚えがないか確認しましょう。

トイレつまりの主な4つの原因


トイレつまりの原因はさまざまです。異物を流したり、トイレットペーパーがつまったりなどの分かりやすい原因の他、意外な原因もあります。

 

トイレつまりの原因をご紹介するので、心当たりがある方は日頃から気をつけましょう。

大量のトイレットペーパーを流した

トイレつまりの原因で多いのが、大量のトイレットペーパーを流したケースです。

 

トイレットペーパーは水に溶けやすいですが、大量に流してしまうと排水管や便器でつまりやすくなります。トイレットペーパーを「小」で流すと特につまりやすいため、注意しましょう。

 

水に溶けやすい「流せる〇〇」と書かれたシート類も大量に流すとトイレつまりが起きやすいため、注意してください。

トイレに流せないもの・異物を流してしまった

以下で挙げる水に溶けない異物・流せないものを流すと、トイレつまりが起こる恐れがあります。

  • ティッシュペーパー
  • おむつ
  • 尿漏れパッド・尿漏れシート
  • 生理用品
  • スマホ
  • ハンカチ
  • おもちゃ
  • その他、水に溶けない異物

おむつや尿漏れパッド、生理用品などは吸水性が高く、トイレに流すと水分で膨張し、トイレつまりを招きます。

 

また、おもちゃなどの小さなものがトイレつまりの原因になる可能性もあるため、注意してください。

 

これらの異物やトイレに流せないものが詰まってしまった場合にはご自身で直すのは難しいため、放置せずに業者に相談しましょう。

トイレに流れる水の量が少ない

トイレのタンクには、大便やトイレットペーパーを流すのに適切な量の水が溜まっています。タンク内の水の量が少なければ大便やトイレットペーパーが流れず、トイレつまりが起こりやすくなります。

 

以下は水の量が少なくなる可能性が高いため、控えましょう。

  • トイレは常に「小」で流している
  • タンクの中に節水用品を入れている

節水でトイレつまりが起これば節約した水道代よりも高い修理代がかかるかもしれません。

 

タンクに異物を入れないように注意喚起しているメーカーもあります。ペットボトルや節水用品などで節水している方は、トイレの説明書を確認することをおすすめします。

便器の奥に尿石が溜まっている

尿石とは、尿に含まれる尿素やタンパク質などの成分が変質して固まった汚れです。なかなか取れない黄ばみは尿石の可能性が高いでしょう。

 

以下に当てはまれば、尿石が溜まっているかもしれません。

  • 長期間トイレの掃除をしていない
  • トイレの臭いが日に日に強くなっている

便器や排水管に尿石が溜まってしまうと、トイレつまりや臭いの原因になります。

自分で直せるトイレつまりの原因

トイレつまりには、自分で直せるケースと専門業者による修理・対応が必要なケースがあります。自分で直せるトイレつまりは次のとおりです。

トイレットペーパーか大便が原因

トイレットペーパーか大便が原因でトイレつまりが起きているなら自分で直せる可能性が高いです。どちらも本来は水で流れるため、自分で直せるでしょう。

 

しかし、無理にトイレつまりを直そうとすると余計に悪化する恐れがあります。強引に水を流すのは避けてください。排水管が壊れる可能性もあり注意が必要です。

トイレに流せるシート類が原因

「トイレに流せる」「水に流せる」と記載された、

  • お掃除シート
  • 赤ちゃんのおしり拭き

などのシート類を流して詰まってしまった場合も自分でトイレつまりを直せることがあります。

 

しかし、無理やり自分で直そうとすると異物をさらに奥へ押し込んでしまうかもしれません。自分で直せない場合は専門業者に相談しましょう。

 

トイレットペーパーや大便、流せるシート類以外の異物を流してトイレつまりが起こった場合も専門業者に相談してください。

トイレの水が徐々に引く

便器の水が徐々に引いていれば、何かがつまっている状態ではあるものの水は通っています。

 

完全につまっているわけではないため、自分でトイレつまりを直せる可能性は高いでしょう。

自分でできるトイレつまりの直し方10選

用意するものイラスト
自分でできるトイレつまりの直し方をご紹介します。

道具を使う方法の他、家にあるものを使った直し方もお伝えするので、ぜひ試してみてください。

トイレつまりを直す前の準備

まずはどの直し方でも共通の、事前準備についてお伝えします。

【用意するもの】

  • バケツや灯油ポンプ
  • ゴム手袋
  • ビニール袋や新聞紙
  • ぞうきん

止水栓のタイプによっては、マイナスドライバーも必要です。

【事前にする作業】

  1. 電源プラグを抜く
  2. 止水栓を閉める
  3. 床にビニール袋や新聞紙を敷く
  4. 便器の水位が高ければ、水をくみ出す

濡れた手で電源プラグを抜くと感電の恐れがあり、非常に危険です。必ずゴム手袋を装着しましょう。

 

止水栓は手で回せるタイプと、マイナスドライバーで回すタイプがあります。止水栓はトイレの床や壁にあり、時計回りで閉まります。

 

作業中は便器内の水や汚物が飛び散る可能性があるため、床にビニール袋や新聞紙を敷きましょう。

 

もしトイレつまりで便器の水位が高くなっている場合は、バケツや灯油ポンプであらかじめ水をくみ出してください。

トイレつまりの直し方1:バケツで水を流して直す

バケツで水を流すときの水の流れや水圧を利用してトイレつまりを直します。

 

【トイレつまりのバケツを使った直し方】

  1. バケツに水を入れ、高い位置から細い線を描くように勢いを付けて排水口に水を流す。
  2. 水が流れ、通常の水位に戻るまで水を数回流す。

一気に大量の水を流すのではなく、1~2cm程度の細い幅の水を流すのがポイントです。

トイレつまりの直し方2:お湯を流して直す

お湯でトイレットペーパーや流れるシートなどを溶かし、トイレつまりを直す方法です。

 

【トイレつまりのお湯を使った直し方】

  1. バケツでお湯を数回流す。
  2. 約1時間そのまま放置し、様子を見る。
  3. 放置後はバケツで水を流し、排水されて水位が戻るか確認する。

お湯は40~60℃のぬるま湯を目安とし、70℃を超えるような高い温度にはしないでください。トイレは陶器でできているため高温に弱く、割れる可能性があります。

 

ヤカンで沸かす場合、泡が少し立ち、湯気が出始めたくらいが40~60℃の目安です。

 

ほとんどの便器は陶器で作られているため、熱湯を流すと便器が割れる可能性があります。くれぐれも熱湯は流さないでください。

トイレつまりの直し方3:重曹とクエン酸(お酢)で直す

重曹とクエン酸を混ぜて使うと泡が発生し、汚れを落とします。

 

炭酸ガスが発生するため、トイレの換気扇を回して部屋のドアや窓を開けてから作業を始めましょう。

炭酸ガスが充満すると体調が悪くなる可能性があります。必ず換気をしてください。

 

【用意するもの】

  • 重曹:計量カップ1/4(50ml)
  • クエン酸(または酢):計量カップ1/2(100ml)
  • 50~60℃のぬるま湯:便器の半分程度の量

【トイレつまりの重曹とクエン酸を使った直し方】

  1. 便器内の水溜りに重曹をかける。
  2. 重曹と同様、水溜り部分にクエン酸を入れる。
  3. お湯(50℃~60℃のぬるま湯)を入れる。
  4. 泡立ったら、その状態で約1時間放置する。
  5. 放置後はバケツで水を流し、排水されるか確認する。

クエン酸がご家庭にない場合には、お酢でも代用ができます。

トイレつまりの直し方4:食器用洗剤(中性洗剤)で直す

洗剤を使う直し方は手軽ですが、洗剤をたくさん使う点に注意しましょう。

 

【用意するもの】

  • 食器用洗剤:100ml
  • 50℃前後ぬるま湯:便器の半分程度の量

【トイレつまりの食器用洗剤(中性洗剤)を使った直し方】

  1. 食器用洗剤(中性洗剤)を便器に入れる。
  2. 便器の半分ほどぬるま湯を入れ、約20分放置する。
  3. 水位が下がったら再度ぬるま湯を入れ、水が流れるか確かめる。

食器用洗剤(中性洗剤)は1種類だけ使ってください。複数の洗剤が混ざると有毒ガスが発生する場合があり、危険です。

トイレつまり直し方5:ラバーカップ(すっぽん)で直す

トイレつまりの直し方でもっとも有名なのが、ラバーカップを使用する方法です。ラバーカップは「すっぽん」「吸引カップ」「プランジャー」などと呼ばれることもあり、最近では100均でも売っています。

 

ラバーカップは次の3種類があり、お使いのトイレに適した種類を選ぶことが大切です。

  • 和式トイレ用:カップが半円形で、底が平ら
  • 洋式トイレ用:カップの底に出っ張りがある
  • 節水型トイレ用:帽子のようなツバが付いている

便器の水や汚れが飛び散るのを防ぐためにビニール袋に穴を開け、ラバーカップの柄を穴に通して使いましょう。便器をビニール袋で覆って作業するのもポイントです。

 

【トイレつまりのラバーカップを使った直し方】

  1. カップ部分が水に浸かるように、水位を調整する。
  2. カップ部分を排水口に密着させる。
  3. ラバーカップをゆっくりと押し込んだ後、勢いよく引く。排水されるまで、これを繰り返す。
  4. バケツで水を流し、きちんと排水されるか確認する。

ラバーカップを使うコツは、一気に勢いよく引っ張ることです。押し込むときはゆっくり行ってください。

押し込む前に水を足して水位を調整すると便器とラバーカップの間が密閉され、効果的です。

⇒すっぽんを使ったトイレつまりの直し方を詳しく見る

トイレつまりの直し方6:ビニール袋で直す

ビニール袋でトイレつまりを直す方法は、ラバーカップと似た働きをします。

 

手が小さい、または大きい方は拳が排水口に密着しないため、他の直し方を試しましょう。

 

【用意するもの】

 

【トイレつまりのビニール袋を使った直し方】

  1. ゴム手袋をはめた手の上に、ビニール袋を2枚重ねる。
  2. 拳を作って排水口に押し当て、密着させる。
  3. ラバーカップと同様に、拳を押し引きする。
  4. 何度か繰り返し、排水されたらバケツで水を流し、トイレつまりが直ったか確認する。

ビニール袋がトイレに流れないように、拳を押し引きするときはもう片方の手でビニール袋をつかんでおきましょう。

トイレつまりの直し方7:ペットボトルで直す

ペットボトルもビニール袋のように、ラバーカップの代用品として使えます。

 

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • 500mlペットボトル
  • ハサミやカッター

ペットボトルの底を約2~3cm切り取り、使用します。切り取った底とフタは使わないため、捨てても構いません。

 

ハサミやカッターでペットボトルを切り取る際、ケガをしないように注意しましょう。

 

【トイレつまりのペットボトルを使った直し方】

  1. ゴム手袋をはめて、ペットボトルの口に親指を入れ、下部を排水口に差し込む。
  2. ラバーカップと同じように、ペットボトルを上下させる。
  3. トイレつまりが解消されたらバケツで水を流し、排水されるか確認する。

ペットボトルを上下させるときは水が飛び散る可能性があるため、気をつけましょう。

また、ペットボトルを切る際には切り口を綺麗に整えましょう。切り口が整っていないと便器内を傷つける可能背があり、注意が必要です。

トイレつまりの直し方8:真空式パイプクリーナーで直す

真空式パイプクリーナーはラバーカップよりも吸引力が強い道具です。1回でトイレつまりが直る場合もあります。

 

【トイレつまりの真空式パイプクリーナーを使った直し方】

  1. ラバーカップと同じく、吸引カップが浸かるように水を調整する。
  2. ハンドルを押した状態で、便器の水溜りにカップ部分を押し付ける。
  3. ハンドルを勢いよく引く。
  4. 1回でトイレつまりが解消しないときは、数回押し引きを繰り返す。再度ハンドルを押し付ける場合は、一度水の外へ出した後に押す。

カップの内部が真空状態になるように、便器へ強く押し付けるのがポイントです。

トイレつまりの直し方9:ワイヤー式トイレクリーナーで直す

ワイヤー式トイレクリーナーを使えば、排水管を掃除できます。2,000~4,000円ほどで購入可能です。

 

ただし、他の直し方よりも少し難易度が高く、使用にはコツがいります。

 

【トイレつまりのワイヤー式トイレクリーナーを使った直し方】

  1. 排水口にワイヤー式トイレクリーナーの先端部を差し込み、ハンドルを回して押し下げる。
  2. ワイヤーが入りにくいときは強引に押し込まず、ハンドルを回して先端部を回転させる。
  3. 異物があれば、先端部を引っかけて取り出す。汚物は押し流す。

無理にワイヤー式トイレクリーナーを動かすと排水管や便器が傷ついてしまいます。使うのが難しいため、お持ちでない方やトイレつまりが直らない場合は専門業者に相談しましょう。

トイレつまりの直し方10:針金ハンガーで直す

針金ハンガーは、ワイヤー式トイレクリーナーのように使います。

 

固すぎる針金ハンガーは排水管の奥に入らないため、簡単に曲げられる柔らかい針金ハンガーを使いましょう。

 

【トイレつまりの針金ハンガーを使った直し方】

  1. ハンガーの取っ手辺りをペンチで切る。
  2. 排水口に入れる側の先端を曲げて、輪を作る。
  3. 先端を排水口に入れ、奥まで押し込む。
  4. ハンガーを少しずつ動かし、トイレつまりの原因を徐々に削る。
  5. 水が流れ出したらハンガーを取り出し、バケツで水を流して排水されるか確認する。

針金ハンガーの先端が奥まで入らない場合は、作業を中止してください。力を加えて無理に押し込むと、便器や排水管を傷つける恐れがあります。

 

ご自身では難しいと感じた時には、無理をせずに業者に相談しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

トイレつまりを放置して直るケース

以下がトイレつまりの原因であれば、放置して直る可能性があります。

  • トイレットペーパー
  • 大便
  • 流せるシート類

これらは本来水に流れるため、放置して自然に直る場合もあるでしょう。

 

放置する時間は2~3時間が目安です。放置してもトイレつまりが直らなければ、60℃程度のお湯を流し、さらに1時間放置しましょう。

 

それでもトイレつまりが直らない場合、ご紹介した直し方を試してみてください。

トイレつまりを放置しても直らないケース

放置してもトイレつまりが直らないのは、以下が原因のケースです。

  • おむつ
  • 生理用品
  • 尿漏れパッド・尿漏れシート

いずれも吸水性が高く、放置すればトイレつまりがさらに悪化する可能性があります。

 

水を吸って膨張するほどトイレつまりを直すのは難しくなるため、早めに取り出しましょう。

 

くれぐれも、ラバーカップは使わないでください。異物が余計に奥へ入り込み、取り出すのが難しくなります。

 

自分で取り出せないときは、なるべく早く専門業者へ相談しましょう。

トイレつまりを放置して起こるトラブル


トイレつまりに気づいたにも関わらず放置すると悪化し、トラブルに繋がる可能性があります。

 

どのようなトラブルが起きるのか、具体的にご紹介しましょう。

トイレが故障する

トイレつまりを放置するとトイレが故障し、以下のトラブルが生じる恐れがあります。

  • 水が便器から溢れる
  • 便器の電気系統に水が付着し、故障する
  • 排水口や排水管が傷つく
  • 便器が破損する

トイレつまりを放置してトイレが故障すれば、修理料金が余計に高くなるかもしれません。早めに対処しましょう。

下水が逆流する

トイレつまりを放置していると、排水管から汚水や排泄物が逆流する可能性もあります。

 

床や壁に汚水が染み込むと非常に不衛生で、掃除も原状回復も大変です。漏電の恐れもあります。トイレつまりが軽度なうちに直しましょう。

 

排水される水が排水管1本に合流する部屋の場合、トイレつまりかと思いきや、排水管のつまりが原因のケースもあります。

 

その場合はトイレ以外の場所から水を流しても下水が逆流し、キッチンや洗面所などが使えなくなる可能性もあり、注意が必要です。

近隣に被害を与えてしまう

集合住宅でトイレつまりを放置して水が溢れると、床に水が染み込んでしまい、下の階に被害を与える可能性があります。

 

集合住宅はトイレの配管を共有しているため、1部屋のトイレつまりによって他の部屋もトイレつまりが起きるケースも少なくありません。

 

集合住宅にお住まいの方は「トイレつまりは自分の部屋のトラブル」とは軽視せず、すぐに直すことが大切です。

 

もし不注意で近隣に被害を与えてしまうと、高額請求される場合もあるでしょう。

トイレつまりを未然に防ぐ4つの方法


トイレつまりを防げば、余計な出費や手間を減らせます。また、トイレは日常生活に欠かせないため、つまってしまうと生活に支障をきたすかもしれません。

 

トイレつまりを防ぐ方法をお伝えするので、ぜひ日頃から気をつけましょう。

トイレットペーパーを大量に使わない

トイレットペーパーを一度にたくさん流してしまうと、トイレつまりが起こりやすくなります。トイレットペーパーを大量に使うのは控えてください。

 

一度に流せるトイレットペーパーの量は、水量によって異なります。以下が目安です。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

排泄後に拭き足りないときは、一度水を流した後に拭きましょう。

 

ダブルのトイレットペーパーでトイレつまりが何度も再発するのであれば、シングルに変えるのも効果的です。

トイレットペーパー以外は流さない

流せるシート類を大量に流すと、トイレつまりが起こりやすくなります。

 

たとえば、流せるお掃除シートでトイレ掃除をした場合、ホコリや髪の毛が大量に付着することもあるでしょう。

 

シート類はトイレットペーパーよりも分厚いため、流さない方が賢明です。トイレつまりを防ぎたいのであれば、トイレに流さずゴミとして処分しましょう。

 

排泄物、トイレットペーパー以外は流さないようにしてください。

トイレで子どもが遊ばないように対策する

トイレで子どもが遊んでいると、おもちゃやクレヨンなどの異物を落とす可能性があります。

 

また、子どもがトイレで遊ぶのは不衛生です。汚水を触ったり、雑菌で炎症したりする恐れもあります。

 

言葉を理解できない小さなお子様は、注意してもトイレで遊ばないようにするのは難しいかもしれません。

 

トイレで子どもが遊ばないように、以下のような対策を行いましょう。

  • トイレに鍵をかける
  • トイレに子どもが入ったと気づくように、ドアベルを設置
  • トイレに極力ものを置かない

定期的にトイレを掃除する

トイレにはさまざまな汚れが付着しています。便器や排水管を定期的に掃除し、トイレつまりを防ぎましょう。

 

使う洗剤の種類は、汚れによって異なります。

  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ
  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石

ただし、塩素系と酸素系の洗剤を混ざると、有毒ガスが発生します。違う洗剤を同時に使用するのは絶対に避けてください。違う洗剤を使いたいときは、日を改めて掃除しましょう。

 

尿石が溜まるとトイレつまりが生じやすいため、特に注意が必要です。自力で尿石を取り除けないときは、専門業者に相談してください。

トイレつまりが直らないときは

間違った直し方でトイレつまりを解消しようとすると、便器の故障や水漏れなどを招く可能性があります。最悪の場合には、近隣にも迷惑をかけてしまいます。

 

トイレつまりが起こったら、ぜひ今回お伝えした直し方をお試しください。なかなかトイレつまりが直らないときは無理をせず、専門業者に相談しましょう。

 

私たちクリーンライフでもトイレつまりのご相談を受け付けております。

 

24時間365日フリーダイヤルでお電話できるため、早朝や夜間の急なトイレつまりもぜひご相談ください。無料でお見積もりいたします。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

2021.06.30
2021.11.11
水道トラブル
ならなんでも
クリーンライフご相談ください
水道のトラブルはなんでもご相談ください。水漏れやつまり、部品交換修理などクリーンライフでは水道に関わるあらゆるトラブルを解決いたします。漏水場所が判明しない場合でも水漏れ箇所の特定からご対応することが可能です。お困りごとがありましたら是非クリーンライフにご相談ください。
お電話1本
駆けつけます!
13:25 現在、お電話いただけましたら即日修理対応可能です!
24時間・365日対応
お見積無料
0120-423-152

\ 24時間・365日対応・出張お見積無料 /

0120-423-152

\最短30秒でご返信/

\専門スタッフが即対応!/