この記事では、トイレのトラブル対処法について解説します。
トイレのトラブルは、いつどんなときに起こるかわかりません。自分で対処できるトラブルもあれば、業者でなければ修理できないトラブルもあります。
そこで今回は、主なトイレトラブル7種類の対処法を紹介します。
また、業者に修理を依頼したときの料金相場や業者のメリットもお伝えするので、参考にしてみてください。
トイレのトラブルは冷静に対処
トイレのトラブルが起きた際には、慌てず冷静に対処しましょう。
なぜなら、トイレトラブルが起きた際、焦るあまりに悪質な業者に依頼してしまうケースがあるからです。
業者の情報を確認せずに依頼してしまうと、高額請求されるケースがあるので気を付けましょう。
また、トイレのトラブルの状況によっては、自身で対処できる場合もあります。いざというときに混乱してしまわぬよう、まずは自身で対処する方法を知っておくと良いでしょう。
トイレトラブルの対処法7選
トイレのトラブル別に7種類の対処方法を紹介します。
いざトイレトラブルが起きた際は、以下を参考に対処してみましょう。
トイレの水漏れ
トイレの水漏れの原因は、さまざまです。トイレタンクから水漏れしているケースもあれば、便器が破損して水漏れしているケースもあります。
前提として、水漏れの場所を特定できないと対処できないので、一度濡れている場所を綺麗にふき取ってから、場所を特定してください。
水漏れの場所を特定した後は、応急処置として止水栓を閉めます。
止水栓を閉めた後は、特定箇所によって対処法が異なるので、以下の記事を参考にしてください。
業者に依頼した場合の作業
トイレの水漏れを業者に依頼した場合も、自身で対処する方法と同様で、水漏れ箇所の特定から始まります。
水漏れの状況によって、業者の行う作業は異なります。業者が水漏れの箇所や原因を特定しやすいように、応急処置をしておくと良いでしょう。
また、どうしても水漏れ箇所がわからない場合は、止水栓を閉めた上で、床に雑巾やタオルなどを敷いておいてください。業者が修理する際に、作業がスムーズになります。
トイレのつまり
トイレのつまりが起きる主な原因は、以下の4つです。
- トイレットペーパーによるつまり
- 異物によるつまり
- トイレに流れる水の量が少ない
- 尿石が溜まっている
上記のなかで、トイレットペーパーによるつまりであれば、自身でも対処可能です。
対処方法は、主に6つ。
- バケツで水を流す
- お湯を流す
- 重曹とクエン酸を使う
- 食器用洗剤を使う
- ラバーカップ(すっぽん)を使う
- パイプクリーナーを使う
上記の他にも、ペットボトルやビニール袋、針金ハンガーを使った対処法など、身近なもので対処できる場合があります。
具体的な方法については、以下を参考にしてください。
業者に依頼した場合の作業
トイレのつまりを業者に依頼した場合、専門の道具や薬剤を使ってつまりを解消します。
特に、異物がつまっているときは、自身で対処するとつまりを悪化させる可能性があるので、業者に依頼しましょう。業者であれば、便器を傷つけることなく、異物を取り除いてくれます。
また、軽度のトイレつまりであっても、自身の対処で改善されない場合は、業者に依頼してください。
水が出ない
水が出ないトイレのトラブルの多くは、自身で対処可能です。
水が出ない原因として、以下の4つが考えられます。
- 止水栓が閉まっている
- 玉鎖が絡まっている・外れている
- 浮き球が引っかかっている
- ボールタップにゴミがたまっている
基本的には、タンク内部によるトラブルです。
原因となる部分を元に戻せば、ほとんどの場合改善されるでしょう。
業者に依頼した場合の作業
上記の対処法を試しても直らない場合は、業者に修理を依頼しましょう。
排水管や給水管など、専門業者でないと直せない部分が原因になっている可能性があります。現在の状態やどのような方法を試したか伝え、業者が来るのを待ちましょう。
また、自身で無理に直そうとすると、トラブルを悪化させてしまう可能性があるので注意してください。
トイレタンクに水が溜まらない
トイレタンクに水が溜まらないトラブルは、主に以下の原因が考えられます。
- 止水栓が閉まっている
- ストレーナーの目詰まり
- 浮き球の不具合
- ダイヤフラムの劣化
- フロートバルブの不具合
- オーバーフロー管の破損
上記のなかで、自身で対処しやすいのは「止水栓が閉まっている」「ストレーナーの目詰まり」「浮き球の不具合」です。
「止水栓を開く」「ストレーナーを掃除する」「浮き球の位置を調節する」といった方法で改善される可能性があります。
その他の原因についてはパーツの交換や修理が難しく、専門の業者でなければ対処は難しいです。
業者に依頼した場合の作業
水が溜まらないトラブルで、以下の原因の場合は、業者に依頼しましょう。
- ダイヤフラムの劣化
- フロートバルブの不具合
- オーバーフロー管の破損
上記が原因の場合、パーツを取り替えなければいけません。
パーツが手元にあれば自身でも交換できますが、決して簡単な作業ではないため、業者に依頼するのが最良の選択といえるでしょう。
水が止まらない
トイレの水が止まらないトラブルは、主に4つの原因が考えられます。
- ボールタップのゆるみ
- オーバーフロー管の破損
- ゴムフロートの位置ズレ
- トイレタンクレバーの故障
上記の場合、オーバーフロー管の故障やレバーの故障以外は、比較的自身で対処しやすいです。
ボールタップのゆるみやゴムフロートの位置ズレは、タンク内部を確認して、元の状態に戻します。
具体的な方法については、以下の記事を参考にしてください。
業者に依頼した場合の作業
トイレの水が止まらない場合、業者が必要になるのはパーツの交換時です。
- ボールタップのゆるみ
- オーバーフロー管の破損
- ゴムフロートの位置ズレ
- トイレタンクレバーの故障
いずれかの場合でも、パーツ自体が破損していると、自身での対処は困難です。
特にオーバーフロー管の故障やトイレタンクレバーの故障は、専門的な業者でなければ対処は容易ではありません。自身で対処しても改善されない場は、業者に依頼しましょう。
トイレの破損
トイレの破損については、応急処置しかできません。
以下の応急処置をして、業者が来るのを待ちましょう。
- 止水栓を閉める
- 布ガムテープなどを破損部分に巻く
ただし、上記の方法は、あくまでひび割れ程度の破損です。ひび割れ以上の破損の場合は、すぐに業者へ連絡し、対処方法を仰いでください。
業者に依頼した場合の作業
業者に依頼した場合の作業は、ひびの補修またはトイレの交換になります。
ひび割れの具合によっては、割れ目が広がる可能性も考えられるため、トイレの交換になる場合がほとんどです。
また、既存の便器を取り外したり、新規の便器を設置したりするために、費用は高額になります。
いざというときのためにも、急遽対応してくれる業者を見つけておくと良いでしょう。
トイレの悪臭
トイレの悪臭は、基本的に汚れから発生しています。そのため、掃除で対応可能です。
主な掃除箇所は、以下のとおり。
- 便座の裏
- 便座のフチ裏
- トイレタンクのカビ
- 便器と床の結合部
- トイレの壁
- 換気扇
悪臭が発生したら、まずは上記の部分を掃除して様子を見ましょう。
業者に依頼した場合の作業
基本的にトイレの悪臭は、自身の掃除で改善されるため、業者に依頼する必要はありません。
しかし、トイレの排水口自体から悪臭がする場合は、業者へ依頼が必要です。
薬品を流して改善される場合もありますが、悪臭が取れない場合は業者へ依頼しましょう。
また、トイレのクリーニングのみを行ってくれる業者もいるので、定期的なクリーニングも検討してください。
トイレのトラブルを業者に依頼するメリット
トイレのトラブルは、基本的に業者へ依頼しましょう。
なぜなら、自身では対処できない以下のような対応が可能だからです。
- 特殊な道具を使った作業が可能
- パーツの取り替えが可能
- 根本的な解決ができる
- どんなトイレでも修理可能
なぜ上記のようなメリットがあるのか、以下で解説します。
特殊な道具を使った作業が可能
トイレのトラブルを業者に依頼した場合、自身では用意できないような特殊な道具を使って作業できます。
たとえば、トイレつまりの場合であれば、パイプクリーナーやワイヤー式トイレクリーナーです。
いずれも、自身で扱うことはできますが、トイレを傷つけたりトラブルを悪化させたりする可能性があります。
業者に依頼すれば、破損などのリスクなく、安全に作業を行ってくれます。
パーツの取り替えが可能
トイレのトラブルは、パーツを取り替えなければいけない可能性があります。
自身で対処をする場合、すぐにパーツを手に入れることはできません。しかし、業者であれば、ほとんどの替えのパーツを持っています。
そのため、必要な交換部品があれば、すぐに交換可能です。
根本的な解決ができる
トイレトラブルの修理を業者に依頼すると、根本的な解決をしてくれます。
いくつかのトラブルは自身で対応できますが、根本的な解決ができない場合がほとんどです。
たとえば、トイレのつまりや排水口が原因となっている悪臭は、一時的な改善しか見込めません。
業者に修理を依頼した場合は一時的な対処ではなく、根本的な原因を探ってくれます。そのため、一度業者に依頼すれば、元に戻ってしまう可能性は高くありません。
どんなトイレでも修理可能
トイレのトラブルと一口に言っても、トイレにはいくつかの種類があります。
- 組み合わせトイレ
- 一体型トイレ
- タンクレストイレ
- システムトイレ
- ユニットバス
- 和式トイレ
トイレのトラブルにもよりますが、トイレのタイプによっては、自身で対処できないものもあります。
しかし、業者はどんなタイプのトイレでも修理可能です。
トイレのトラブル修理を業者に頼む際の料金相場
トイレのトラブル修理を業者に依頼した場合の、料金相場を紹介します。
ただし、以下で紹介する費用相場は、症状が軽い場合です。重度の症状の場合、さらに高くなる場合があります。
トイレのトラブル | 費用目安 |
トイレの水漏れ | 3,300円~ |
トイレのつまり | 5,500円~ |
水が出ない | 8,000円~ |
トイレタンクに水が溜まらない | 8,000円~ |
水が止まらない | 6,000円~ |
トイレの破損 | 50,000円~ |
トイレの悪臭 | 5,000円~ |
業者に修理を依頼する際は、まず見積もりをとってもらいましょう。
修理箇所による具体的な料金相場は、以下の記事でも解説しています。
トイレのトラブル発生時の注意点
トイレのトラブルが発生したときの注意点として、2つがあります。
- 無理に自分で対処しようとしない
- 依頼する業者の情報を確認する
なぜそれぞれに注意が必要なのか、以下で解説します。
無理に自身で対処しようとしない
トイレのトラブルは、自分で解決できないと感じたら、すぐに業者へ依頼しましょう。
無理に対処しようとすると、トラブルを悪化させる可能性があります。
また、自身で行えるトイレトラブルの対処は、あくまで応急処置です。改善がみられた場合でも、一度業者に確認してもらった方が良いでしょう。
依頼する業者の情報を確認する
業者にトイレトラブルの修理を依頼する際は、事前に業者の公式ホームページなどを確認しておいてください。
業者のなかには、高額請求するような悪質な業者もいます。
たとえば、ホームページに細かく費用詳細が記載されていなかったり、ホームページそのものがなかったりする場合は注意しましょう。
いざというときに困らないよう、トラブルの際に相談する業者を決めておくと良いです。
自分で対処できないトイレトラブルなら
自分で対処できないようなトイレトラブルは、業者に依頼しましょう。自分で対処しようとすると、大きなトラブルに発展する可能性があります。
また、業者にトイレの修理を依頼する際は、悪質な業者を選ばないように注意してください。
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